エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

蠟梅

2017年12月14日 | ポエム
ロウバイの花が咲き初めている。
誠に透通るような、花びらである。
いやいや、きみの肌のような花びらである。



この蠟梅の周りには、数本の木が点在する。
この木だけ咲いているのだ。

木としては、一番若い・・・。
そこがポイントだろうか。







「蠟梅の寂びゆくことの哀しけれ」







そっと近づく事が肝要だ。
そうでなければ、大気を掻き混ぜてしまって匂いが散逸してしまうのである。

そうなったら、一大事。
蠟梅の美学、を感じる事が出来なくなってしまうのである。



蠟梅の美学。
それは、きみへの憧憬と同意語である。

      荒 野人


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