エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

クリスマス・ローズ鑑賞の作法

2011年02月27日 | 
クリスマス・ローズの花は、大概下向きである。
従って、恥ずかしがり屋さんなのである。



緑の葉に隠れるように咲くのである。
その謙虚さがクリスマス・ローズの楚々とした美しさであり、美学なのである。



額が大きいし、蕊も大きいのである。



たまたま上向きの花もあるけれど、少しばかり興醒めなのである。



こうでなくてはいけないのである。

フムフム・・・と唸ってしまう三歩下がった大和撫子風でもあるけれど、今頃は流行りではない。
しかしながら花の世界には有っても良いのかもしれない。



咲き方が奥床しいのである。



ところで、この花は下向きに咲く。
だから鑑賞にはその作法があるのである。



この花を見る。
彼女の全てを愛で、その美しさに感嘆の声を上げる。
それこそが、作法である。



手鏡で花芯まで鑑賞する。



こんな按配である。
百円均一ショップ・・・百均の鏡で良いのである。



クリスマス・ローズにとっては迷惑なのかもしれないけれど、こうした鑑賞がその作法でもある。
これは、下向きの花を愛でる際の作法としてはスタンダードである。

例えば、カタクリの花はこうして愛でたい。



いまはクリスマス・ローズの最盛期である。
あなたも、手鏡を持って出かけてみてはどうだろうか。

ただし、かつて高名な経済評論家が手鏡で覗きをやって逮捕されたこともある。
慎重にお願いしたいものである。






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                     荒野人


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