それは8月の終わり・・・
『ザック新調したしテントも買ったことだし、また久住行こうかな』
「いいですねぇ」 とN山さん。
いつものとおり金曜夜出発、土曜日ちょろっと登る計画。
なのに・・・
「じゃ準備があるので昼から帰りまーす^^」
『あんだと!じゃ俺も帰る^^;』
というわけにもいかず、私は16時帰り。。。
100均ショップで買い込む買い込む。。。
ほとんどオツマミだな、こりゃ。
N山さんが膝を心配していたので、サポーターの予備も^^
18:30出発で、とりあえず晩飯を食って行くことになった。
『一平のカツカレー?^^』
「いいですねぇ」
ということで、私はカツカレー小!
N山さんは・・・「カツカレーは重いからやめときます」
と、B定食(・・・カレーとベーコンエッグらしい)
で、これ!
『あんたねぇ、そっちのほうが・・・うゎベーコンがてんこ盛り』
「うぇ、たべきれませんねぇ」
・・・2人とも
「具合が悪い・・・食いすぎた・・・胃がもたれるぅ」
それでも22時には牧ノ戸峠で宴会宴会^^
「さぶっ、島美人のお湯割りがいいですねぇ」
『ダイジョブ、EPIなら1Lを10分で沸かすから・・・』
とかなんとか言いながら、N山さんは2杯、おりゃビール3缶飲んで・・・
『やっぱカレーがいかんやった、オツマミなんてもういらん^^;』
「私も寝まっす」
N山さんは車がいいそうで、私は新品の2人用テント!
一人ならチョー広々!
このテント、1万円ちょいだけど非常にいい作りをしている。
何がいいって外フックのアルミポールだから一人でも楽勝!
ペグで固定しなくても、フライがきちんと張れるのである。
まぁ、夜中にクソガキどもが騒いでいたから寝られなかったが、テントは快適だった。
N山さんは「寒かったですねぇ、途中で起きましたよ」
いやいや、まったく寒くなかったし! それよりうるさくて・・・
で、いざしゅっぱーつ!
『だぁーーー死ぬ死ぬ! 吐きそう! ヒンケツだーーー!』
なんと、朝もカレーの胃もたれが治っておらず早々に具合が悪い。
最初の急登をなんとか上りきると、こんな感じ。
『調子悪すぎーーー』
そんな私を横目にN山さん。
「いつでも帰りましょう!」
いや、今日はザックの調子を見るんだぃ!
そんなこんなでも、だらだらの道では体も復活して、いい感じで歩いていく。
ちなみにN山さんは官給品の作業ズボン^^;
しかし、ガスは深く晴れる気配はない。
「山頂だと景色見れますかね?」
『んにゃ、一面まっしろ!』
「え゛ーーーここと同じですか?」
そんなオバカな会話をしてると・・・
『ちょ、ちょっと待った!靴擦れ!』
この靴を履き始めてから、靴擦れしたことないのだが、このカカトの痛さは〔靴擦れ〕
岩に腰掛け、ソックスを脱いで絆創膏を貼る!
『さ、山頂にぴゃっと行って帰ろうか?』
「そですねぇ」
『あ゛?ちょっと待った・・・・』
『くつがぁ!靴底
が割れてきてる』
このままだとクジラ靴になってしまう。(大口パカパカ)
もぉね、この時点でやる気ゼロ!
『かえろ^^;』
「帰りましょう^^」
かくして山頂直下での「勇気の撤退」となったのである。
帰りは筋湯温泉でひとっ風呂あびて、くだり途中で見つけた釣堀を覗いてみたり
高速道路のPAで・・・
「やっぱ鶏天カレーでしょ」
『えーっカレーかぃ。昨日の反省はないな』
といいつつ2人で大分名物とり天の入ったカレーをおいしく食べて帰りましたとさ。