先日昼から今朝まで続いた猛烈な風と雪が、朝ようやく一段落しました。玄関の入り口を開けようとしたのですが、凍り付いてなかなかあきません。力いっぱいひっぱってようやく開けると、写真右のように雪がいっぱいへばりついて、ひざぐらいまで積もっていました。なるほど、これが吹雪の威力というものか。
外へ出て、教会の壁を見ると、写真左のように雪がびっしり張り付き、白い吹きつけ塗装をしたよう。どうりで、昨夜はしんしんと冷えたわけです。でも、低気圧は過ぎ去ったようで、雲間から朝日が見えます。その陽光の新鮮でありがたいことといったらありません。「物として、その温まりをこうぶらざるは無し」(詩19:6)が浮かんできました。
ひざぐらいまで積もった雪は、ふだんのやわらかな雪とちがい、強風と低温のせいでしょうか、固くしまっています。どうやら、雪かきのエネルギーが倍ぐらい要りそう。でも真っ白な雪はまさに白銀とよぶにふさわしい、じつにきれいなもので、感動します。このまま大通り公園に運んだら、雪祭りの材料になること請け合い。ここでも聖句が浮かびました。「その頭と髪の毛は、白い羊毛のように、また雪のように白く、その目は、燃える炎のようであった。」(黙示録1:14)
今日は大荒れ、猛吹雪になるとの天気予報が朝から出て、外出は控えてくださいとよびかけるアナウンサーが。
それでも午前のいのり会には、2名の方と1人の幼な子が来られ、皆で心を合わせて祈りました。その時はなんでもなく、これならたいしたことはないかも・・・
ところがお昼を食べたころから一変、猛烈な風が吹き出しました。ここ東区は、雪はそれほどでもありませんが、風速が20mぐらいあるかもしれません。建物がギシギシといいます。鉄道、空の便も次々と欠航のニュース、この吹雪は明日も続くということです。
それでもほっとするニュースも・・。来月札幌雪祭りのために、大通り公園に雪の運び込みが開始されました。なんでもトラック1500台以上、5千トンの雪が持ち込まれるそうです。どんな雪像群ができるのでしょうか。それを目当てに2百万人の観光客が押しかけるそうですから、ご苦労様なことです。
TVでは、午後2時、札幌市内最大風速が23.6m。でも他の地域では30~40m近いところもあるそうですから、まだいいほうですか!電線が切れ、停電にならないといいんですが。
北海道の冬の寒さと雪は、つららにとっては天国。どこにでも、ながく「育った」つららをみることができます。
今日、市内に買い物に出かけた妻と二人で、とあるファミレスに入ろうとして、上を見上げると、ごらんのように、いちめんのつらら。
建物は暖房しているので、積もった雪は屋根で少しずつ溶け、しずくになって落ちようとするのですが、あまりの寒さで凍ってしまい、つららになる、というわけです。
でも、見上げると、固い槍の穂先のようで、もしこれがそのまま落ちてきたら、頭にブスッと刺さるなぁ、と思うとあまりいい気持ちはしません。
写真のつららは、まだ小さいほうで、子どもの背丈ぐらいにおおきなったのもあります。早めに折ったほうがいいと思うのですが・・・。上を見上げたあと、思わず頭をすぼめ、さっととおりすぎました。
このところ毎日のように雪かきをしています。一日2回から3回、降ってくる雪と追いかけっこをしているようです。おかげで減らなかっ体重が、少しずつ減ってきました。この調子だと、もうすぐ理想的な値になりそう!
家内の母がなくなり、お葬式に出席のため、茨城へ行きました。
宇都宮で牧師をしている次女一家も車で来てくれ、葬儀場でではありましたが、久しぶりに会いました。
孫たちは、小四をかしらに四歳の女子まで四人、元気いっぱいで、葬儀場もたちまち遊び場に。私も嬉しいのですが、少しはらはら!
昔ならいざ知らず、今は四人兄弟はめずらしい世の中、周りのみなさん、おどろいたり、めずらしがったり、反応はさまざまでしたが、おおむね好意的でホッといたしました。
札幌は一面雪世界でしたが、飛行機で1時間半の茨城は真っ青な快晴、おなじ列島でこうもお天気がちがうのか、ただおどろきでした。火葬場は広い利根川べりにあり、はるか向こうに雪をいただいた富士山が小さく見えました。そういえば、火葬場に入るところに小川があり、そこにかかっている橋の名も「富士見橋」、なるほどと思いました。