海南の産科にて

６月にお産が多いとかでマタニティ・ヨーガは１０名の妊婦さんが集まりました。

臨月を迎えた方は恥骨の痛みをうたえる妊婦さんもいました。
特に、バッタコーナ・アーサナの実践は恥骨の痛みを伴う場合があります。
９ヶ月後半から体はお産の準備に入ります・・・その結果、柔軟になるホルモンが出るためです。
ホルモンは、関節の可動範囲を拡大します・・・それでかえって痛みが出ます。
そんな時は、バッタコーナ・アーサナをひかえます。
妊婦さんのヨーガは、体操的に行うと危険なのです。
体と対話する、呼吸を伴った動きが脳内の神経伝達ホルモンのコントロールにもつながります。
そして、何より、アーサナ後の瞑想は児と一体になり、神秘を感じることができるようになります。


このような出来事が子育てにつながるのです。
自然を感じることは自然と親しむこと、ふるさとを知ることなのです。
誰にでも在る、それが幸せなのです。
だから自然の中に身をおくと癒されるのです。


しかし、自然がそこになくてもあなたの心の奥には自然そのものと同じものが存在します。
あれこれと子育ての知識を身につけることより・・・心の奥にあるものを知ること。
それで子育てはできます・・・シンプルでまるで自然そのものです。


今日は雨模様でしたが海南への道々・・・山には桐の花が咲いています。



３ヶ月で９時に寝て朝の９時まで寝むり続けるという児がいました。母乳の児です。
昼間は抱っこしていないと泣き通しだそうです。上の児もいて・・・。
大変だけれど、夜寝てくれるので助かりますと答えられました。
何か不自然を感じます。


おもちゃを与えても直ぐ飽きますと言われますが
この頃のおもちゃは「お母さん顔の表情」です。
たぶん、お母さんの愛の遊びが欠けているのでしょう。
３ヶ月頃、早い児では２ヶ月後半にひとり遊びをするようになります。
視野も広がり目に入るものが楽しいのでしょう。
そこには、しっかした母の愛の裏付けがあります。
愛はすべてを覆い優しく包みます。子育てとはそういうものです。
子育ては児のためではなく、母自身の自己実現なのです。
あなたを素晴らしい人に育て上げるために児は来たのです・・・お互い様なのです。