脳の情報やりとりの様子、世界初の撮影(読売新聞) - goo ニュース
記憶をつかさどる脳の海馬の神経細胞が協調して働く様子を高速で撮影することに、東京大学の池谷裕二准教授らが世界で初めて成功した。
記憶や精神疾患の解明につながる成果。
脳の活動を調べるには、血流の変化を連続的にとらえるfMRI(機能的磁気共鳴画像)があるが、撮影できるのはせいぜい約1ミリ・メートル四方。細かく見るため顕微鏡を使っても1秒間に数十枚撮影が限界だった。
研究チームはレーザーを使った顕微鏡とカメラを組み合わせ、1秒間に2000枚撮影できる装置を開発。ラットの海馬の神経細胞が活動時に光を出すよう処理した上で、約0・3ミリ・メートル四方の神経細胞100~200個それぞれが出す光の変化を撮影。100分の1秒という短時間に、信号が伝わる様子を追跡できた。
池谷准教授は「色々な精神疾患のモデルとなるラットで信号パターンの違いを調べたい」と話す。
記憶のメカニズムの解明や、精神疾患の治療などへの応用が今後期待されます。
記憶をつかさどる脳の海馬の神経細胞が協調して働く様子を高速で撮影することに、東京大学の池谷裕二准教授らが世界で初めて成功した。
記憶や精神疾患の解明につながる成果。
脳の活動を調べるには、血流の変化を連続的にとらえるfMRI(機能的磁気共鳴画像)があるが、撮影できるのはせいぜい約1ミリ・メートル四方。細かく見るため顕微鏡を使っても1秒間に数十枚撮影が限界だった。
研究チームはレーザーを使った顕微鏡とカメラを組み合わせ、1秒間に2000枚撮影できる装置を開発。ラットの海馬の神経細胞が活動時に光を出すよう処理した上で、約0・3ミリ・メートル四方の神経細胞100~200個それぞれが出す光の変化を撮影。100分の1秒という短時間に、信号が伝わる様子を追跡できた。
池谷准教授は「色々な精神疾患のモデルとなるラットで信号パターンの違いを調べたい」と話す。
記憶のメカニズムの解明や、精神疾患の治療などへの応用が今後期待されます。