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人のセックスを笑うな 山崎 ナオコーラ 河出書房新社 このアイテムの詳細を見る |
天気 気温が不安定な時期
山崎ナオコーラ 著 ： 人のセックスを笑うな
を、読みました。
１９歳のオレと、２０歳もの年が離れた、３９歳のユリの恋の物語。
美術学校で出会った二人は、ごく自然に恋におち
そして、付き合いは進展してゆきます。
人妻のユリは、奔放でまさにアーティスト。
私と同じ３９歳の女性とは思えない、自由さが印象的でした。
ところで、この３９歳の女を観察する、１９歳の視線はシビアで
『なるほど、３９歳の女は客観的にこう見えるのか。』と
とても、勉強になりました。
ちょっと前に映画で、永作博美と松山ケンジじゃなくて、ケンイチ（笑）
が共演し話題になりましたね。
原作を読むと、ユリは永作ではなく２０年前の大竹しのぶと
いう印象でした。きっとはまり役だったと思います。
ショッキングなタイトルとは反対に、のんびりと、緩やかな
ストーリーで、そのせいか細やかな描写がきらりと光る
第４１回文藝賞受賞作品でした。