Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

アルゼンチンババア

2008年04月14日 15時58分57秒 | ベリーの感想文(本・映画)
アルゼンチンババア
奈良 美智,よしもと ばなな
ロッキングオン

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天気     気持ちいいよ

 

よしもとばな 著 : アルゼンチンババア
を、読みました。


みつこは母を亡くしました。父は母が亡くなってしばらくすると
街はずれの廃墟のようなビルに住む、アルゼンチンババアと一緒に
暮らし始めました。
父に会いに、アルゼンチンビルにむかったみつこは、
アルゼンチンババアと呼ばれて、街の人から変に思われている
ユリという女性の持つ、愛に癒されてゆきます。
そして、父がなぜそのビルでユリと暮らしているのかも理解します。


近頃巷では、人は皆オンリーワンだと言うけれど
みんなと違いすぎる自分ではいたくない。そう思ってもいるのかも。
アルゼンチンババアと呼ばれている、ユリという女性は
その対極にあって、まさにオンリーワンの個性を持ち
そして、深い深い愛情は、個性を超越して入って来た人すべてに
しみわたってゆくのです。

 

絵本のように、イラストがふんだんに描かれたこの本は
日本語と、英語で書いてあり、一冊が短編の作品くらいの短いお話です。