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風味絶佳 山田 詠美 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る |
天気 今年初の半袖
山田詠美 著 ： 風味絶佳
を、読みました。
志郎は、アメリカかぶれの祖母からレディーファーストを
叩き込まれて大きくなった青年。
大学進学をせずに、ガソリンスタンドで働くことを選んだ彼は
仕事先で、乃里子と出会い甘い甘い恋が始まります。
乃里子は、祖母のことをフジちゃんと呼び、
ガールズトークで盛り上がります。
男の子はのけものの、内緒のおしゃべりガールズトークで。
顔も見たくない人が出来ることって、実は幸せなことなのね。
「甘くとろけるものは、女の子だけじゃないんだから。」
女の子って、まるで森永のキャラメルみたい。滋養豊富、風味絶佳。
その他、5編の物語に登場する男たちは
エイミー好みの、ブルーカラー系男子。
そんな男たちが、大切なベイビーを慈しむ物語は
とてもストレートで、とてもエイミーっぽくて
面白かったです。
デビュー20周年のこの本は、いい具合に大人になった
エイミーらしい一冊です。