![]() | いつかソウル・トレインに乗る日まで 高橋 源一郎 集英社 このアイテムの詳細を見る |
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高橋源一郎 著 : いつかソウル・トレインに乗る日まで
を、読みました。
ヤマザキケンジは、元新聞記者で現在はケーブルテレビの取り締まり
という、ブルジョアな50代の男性ですが、大学時代は学生運動に
青春を捧げた闘志で、卒業後も赴任先、ソウルで起こった
学生運動に参加しましたが、それはいつしか過去の思い出に変わっていました。
そんな矢先、韓国から届いた手紙。ソウル時代に親しかった
友人の死を知らせるものでした。
ドストエフスキーにつかれていた私は、サクサク読める本を探していて
図書館で、目にとまって表紙借りをした本でしたが・・・。
著者のファンの方には、大変申し訳ないのですが、
5点満点中1点という感想にさせていただきます。
韓国の学生運動の凄惨さや、そこに描けるひたむきな青春を
描いているのかと思いきや、
オジさんの理想のラブストーリー → 映画「オールドボーイ」オチ
と、変化してゆく不思議な物語でした。