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角田光代 著 : しあわせのねだん(再読)
を、よみました。
人は生活の中で、いろんなことに対して、お金を支払っている。
そんな生活の中での支出を通して、見えてくるものとは?
久しぶりにまた読んでみました。 ★←過去の感想はこちら
以前読んだのは、ちょうど三年前。
本の内容は、もちろん全く変わったところがなかったのですが
以前引っ掛からなかった部分が、ちょっと気になりました。
それは、著者がとても客観的に自分を受け入れているということ。
自分に対して懐疑的で、客観的なんだけど
すっぽりと受け入れている。そんな感じがしました。
私もここ数年かけて、ずいぶんと自分を受け入れられるようになったのだけど
こんな風に飄々と、知的に自分を受け止めている著者が
とてもかっこいいと思いました。
傲慢でもなく、卑下するわけでもなく、ただただ淡々と
自分と向き合える、強さと賢さを身につけること。
これからの、大人としての私の目標です。