
ラスト5イヤーズ(オンデマンド)
を、見ました。

可愛らしいお人形のようなキャッシーが
それはそれは美しい声で、悲しい涙をこぼしながら
『ジェイミーは行ってしまった』と歌うシーンから始まる

そのジェイミーと出会った5年前から、時間軸を行き来しつつ物語は進んで行く。
ジェイミーは、キャッシーと出会った矢先、ビッグチャンスをモノにして
夢の階段を駆け上がる。
一方キャッシーは、現実の分厚い壁に阻まれて夢への道は拓けない。
お互いを思い合っているのに、そこには自分のエゴが含まれいる事に
2人は気がついているんだろうか?
歩み寄る気持ちが、双方にあるにもかかわらず
2人が一緒に歩み続ける事が出来なかったのは
そのエゴに気がつかなかったか、あるいは見ないふりをしていたからかも。

哀しい男女のすれ違いの物語だけど
2人の声が秀逸で、美しい哀しげなメロディーも
秋にぴったりな映画だったと思う。