銀河夢急行

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京都市営バス、過去には前乗り後ろ降りのワンマンカーも?? 近年は100号系統で一時復活

2023年07月09日 21時29分03秒 | 交通一般
“後ろ乗り前降り”の京都市営バスは近年では、外国人観光客の利用が特に多かった100号系統にて、東京都や横浜市、名古屋市と同じ“前乗り後ろ降り”の実証実験を決行。スムーズな乗降が出来て、まあまあ好評だったらしい。
もともと京都市交通局では市バスのワンマンカーは1972年頃までは“前乗り後ろ降り”だったらしいが、一部の路線(大原三千院方面??)で整理券式が現れたためか、運賃均一系統まで今の“後ろ乗り前降り”に統一したようだ。
しかしながら、折しもコロナ禍で外国人観光客は激減。一時は再び均一系統を“前乗り後ろ降り”に戻すことさえ考えていたが、凍結されたままですね。
昔の京都市電のワンマンカーは“前乗り後ろ降り”。なぜか名古屋と同じでした。また、ワンマンカーなのにビューゲル搭載電車がやたら多くて、確かにZパンタ搭載電車も見られたが、少数派でした。何だか、1960年頃までの下之一色線みたいだ。
最近は続々と京都市交通局でも市バスのフルカラーLED搭載車を多数導入。しかしながら、あの回送車表示は何と白抜き文字で凄く眩しい!!
これからの名古屋市営バスの新車では絶対に真似てもらいたくない!! 名鉄バスでもやらないほどだから。うん。
さて、京都市営バスの最近の新車。よくよく画像を見れば、どれも乗降口の表記周りに掲示板差し込み口が。
恐らく、いずれは均一系統を“前乗り後ろ降り”に戻すつもりか? あるいは整理券系統との兼用にするのかな?
その手を使い、再来年に予定される名古屋の基幹2向けの新車両も他の一般系統あるいは基幹1にも兼用することも、どうやら不可能ではなさそうだ。浄心ならば幹名駅1とか名駅14、猪高ならば幹星丘1や星丘11、大森ならば栄15や曽根11などにも必要があれば素早く回せそうだが。
また大阪シティバスの前身、大阪市営バスも古い写真を見れば、どうも大昔のワンマンカーは“前乗り後ろ降り”だったのかな??
なお、名鉄バス鳴海線や豊鉄バス市内循環線にも古くは“前乗り後ろ降り”のワンマンカーがいましたが、もはや忘却の彼方ですね。
昔の岐阜市営バスも、かつてワンマンカーは“前乗り後ろ降り”でしたが、後には整理券式に合わせた形になりました。しかしながら、岐阜バスが躍進し、今は岐阜市交通部も廃止になりましたね。浜松市営バスも遠鉄バスに路線譲渡済みです。
都営バスは意外にも、青梅市内などで整理券式のワンマンカーがいるようだ。車体カラーは一般路線用と変わらないが。
・追伸(7/10)……コメント欄でも触れましたが、名古屋の基幹2は過去に2回ほど、一般路線用の車両が代走しています。
2018年6月15日にNH-94、2021年1月25にはNS-294が、それぞれ栄〜引山間を確かに往復しました。
後ろ扉横にはわざわざステッカーを貼り、後ろ乗り前降りを表していたらしい。
今後デビューする新NF車も基幹2に突然に入る場合があり得ますね。しかしながら、もともと降車知らせボタンなどは前降りのための回路切り換えも簡単に出来ていたのかな??


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (傍観者)
2023-07-10 20:33:09
>“前乗り後ろ降り”

厳格に言えば近年での実証実験では
一部のバス停では
前後ろ両方から先に下車客さん降ろして
その後で乗車客さん前後ろ両方から乗せる…
というパターンでの実証実験も実際に行われたそうですが…
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Unknown (銀河FXR)
2023-07-10 06:45:03
再来年度にもデビューが予想される白文字LED方向幕搭載の基幹2用新車両。
もしかしたら、乗降方法自体を見直すか、あるいは車両側で簡単に一般路線にも使えるようにするか、そのいずれかの考慮はされるのでは?
長々のコメント投稿、大変に失礼しました。
この辺りにて一区切り付けたいと思います。
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Unknown (銀河FXR)
2023-07-10 06:34:05
↓その後、2021年1月25日にも、NS-294により基幹2・栄〜引山間にて代走していたことも検索にて判明しました。
乗降は、やはり後ろ乗り前降りに。急ごしらえのためか、さすがに後扉横にはステッカーが貼られていたようです。(何だか面倒くさそうだね……)
今後も、もしかしたら必要に応じて、そのケースも度々出るのかしら?
名古屋駅〜猪高車庫にも現れたら、さらなる混乱も予想されますね。
また、これからデビューする新NF車(474〜)でも、基幹2に不意に現れても不思議ではなさそうだ。
こんなことならば、やはり市バスだけは前乗り後ろ降りに変えた方が良いのかも。
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Unknown (銀河FXR)
2023-07-10 06:22:20
先述の基幹2でのNH-94による代走は検索してみたら、2018年6月15日の昼過ぎから夜にかけて行われたようです。
画像を見る限りでは“前乗り後ろ降り”のままですが、特別な細工をして“後ろ乗り前降り”にしていたのでは?という見方が多いようですね。
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Unknown (銀河FXR)
2023-07-10 05:48:01
ついでに、鳴海地区の名鉄バス34、35号系統について。路線図を見れば、西白土〜地下鉄徳重〜諸ノ木〜藤田医科大学病院間は並行する市バス路線と停留所名もなぜか全く同じ。今のところは、共通乗車区間ではないが。
ちなみにかつては、既に廃止となった名鉄鳴海駅〜平針運転免許試験場間の共通乗車化も検討されたほどですが。
もし採算面で問題がなければ、前述区間の共通乗車化も一考の余地はありそう。
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Unknown (銀河FXR)
2023-07-10 05:29:30
都営バスの梅70、梅74は確かに整理券方式ですね。中でも後者は埼玉県飯能市内にも乗り入れ、これでは前乗り後ろ降り、つまり均一運賃化は無理だろう。
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Unknown (銀河FXR)
2023-07-10 05:25:48
やはり、日本のワンマンバスの原点は“前乗り後ろ降り”だったようですね。
ご存じかと思いますが、名古屋市営バスでは唯一の“後ろ乗り前降り”路線である基幹2も利用客の一部からは何とか“前乗り後ろ降り”に統一してほしいの声も。同じ基幹出来町線の名鉄バス本地ケ原線?の場合は郊外では対キロ区間運賃制なのでやむを得ませんが、基幹出来町線創業から早くも40年弱。その間には共通乗車区間として栄〜大治西条間の事例も発生。こちらは幹栄2が何も“後ろ乗り前乗り”に変更されたわけでもなく、それでもって旨く棲み分けが出来ていますね。
これから基幹2の車両も再び大量更新期に差し掛かります。これを契機に乗降方法の見直しも考えた方が良いのかもしれませんね。
なお、基幹2は何と大森配属のNH-94が代走したこともあるとか。その時は特別に後乗り前降りにしたのか?あるいは例外的に前乗り後ろ降りにして営業運行していたのか?未だに謎ですが。
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Unknown (LV288N)
2023-07-10 03:32:02
>今は岐阜市交通部も廃止になりましたね。浜松市営バスも遠鉄バスに路線譲渡済みです。
都営バスは意外にも、青梅市内などで整理券式のワンマンカーがいるようだ。車体カラーは一般路線用と変わらないが。
岐阜市営バスの廃止は2005年4月1日で、浜松市営バスは1986年12月1日に廃止されました。
都営バス青梅支所は仰せのとおり、中乗り前降りの整理券方式です。青梅支所の正式名称は早稲田自動車営業所青梅支所になります。
詳細は下記サイトを参照してください。
岐阜市交通事業部 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%90%E9%98%9C%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%80%9A%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E9%83%A8
浜松市交通部 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%9C%E6%9D%BE%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%80%9A%E9%83%A8
都営バス青梅支所 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%96%B6%E3%83%90%E3%82%B9%E9%9D%92%E6%A2%85%E6%94%AF%E6%89%80
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Unknown (LV288N)
2023-07-10 03:16:46
>また大阪シティバスの前身、大阪市営バスも古い写真を見れば、どうも大昔のワンマンカーは“前乗り後ろ降り”だったのかな??
大阪市営バスは1951年6月1日に日本で初めてワンマンバスの運行を開始、その当時は名古屋市営バスなどと同じ前乗り後ろ降りだったそうです。その後、一部系統で後ろ乗り前降り方式を実施したところ好評だったので、1967年9月より現在と同じ乗降方法となり、1971年8月10日にワンマン化が完了したとのことです。
日本初のワンマンバス運行!大阪市営バス! マツダ交通の見たまま
https://matsuda-kotu.hatenablog.com/entry/2021/01/30/113045

>もともと京都市交通局では市バスのワンマンカーは1972年頃までは“前乗り後ろ降り”だったらしいが、一部の路線(大原三千院方面??)で整理券式が現れたためか、運賃均一系統まで今の“後ろ乗り前降り”に統一したようだ。
京都市営バスが前乗り後ろ降りワンマンだったころの廃車体の記事を見つけましたのでご覧下さい。
京都市バスのいすゞBR351(追補) 超快速やまやのブログ
https://ameblo.jp/hbk0225/entry-12586457312.html?frm=theme
この2台の廃車体は1961年8月1日に前日限りで廃止になった京都市電北野線代替系統用に用意されたもので、この2台のうち1台はサイトの一番上にある現役時代の写真の0491号そのものだそうです。
この2台は廃バス界隈でもかなり有名な個体であり、数多くのサイトが記事化していますが、とりあえず、2つのサイトを紹介します。
京都市交通局 廃車アンダーアラウンド
https://ameblo.jp/403373/entry-12393143136.html
京都府 廃車体 岩手県のバス その頃
http://www5e.biglobe.ne.jp/~iwate/vehicle/extra/scrap/kyoto_01.html
上記「廃車アンダーアラウンド」には京都市営バスが前乗り後ろ降りだったのは1972年までという記述がありました。

>恐らく、いずれは均一系統を“前乗り後ろ降り”に戻すつもりか? あるいは整理券系統との兼用にするのかな?
均一区間については前乗り後ろ降りにしたいようです。
京都市営バス ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%96%B6%E3%83%90%E3%82%B9#cite_note-57

>大森ならば栄15や曽根11など
栄15は2017年4月1日より大森から如意の担当に変わりました。
担当営業所一覧 まるはち交通
http://www.maruhachi-kotsu.com/busline/321department.html
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