涼みを兼ねて山間部の渓流でサナエ探しをしてきました。
前回(7/16)訪れた時は水量が多く流れも早かったため早々に退散したのですが、今日は元に戻りいい感じです。
しかし肝心のサナエが見つかりません。
いるのはコオニヤンマばかり、まさか食べちゃったわけじゃないよね?
場所を変えようかと林道を歩いていると前から見覚えのある車が・・・、「あっ!尾園さん」
ここで会うってことはたぶん目的は同じ、「もっと上流へ行きましょう」ということで急きょ定例会となりました。
向かった先はムカシトンボの羽化を観察した場所。
ところが、到着して1時間もしないうちに2人で木陰に入り、せせらぎを聞きながら
「ここは涼しくていいですねぇ~」
「あとはサナエがいれば最高のなんですよね。」とすっかり避暑モードに。
どこに行ってもいない時はいませんね。
コオニヤンマ オス 2010年7月28日 神奈川県
湿原便りの最後は金属緑色が美しいエゾトンボ属の仲間です。
この仲間は皆よく似ています。
しかも、そのほとんどと馴染みがありませんので飛んでいるのを見ても何だかわかりません。
とりあえず、飛んでた環境と写った上付属器の形で種を調べてみました。
まずは湿原の日当たりの良い小さな水たまりでパトロールするオス。
このようなパトロールはあちこちに点在する同じような環境の水たまりでも見ることができました。
エゾトンボでしょう。
時折りホバリングを交えながら概ね目の高さから上を飛んでました。
日が当たると輝いて美しいです。
次は木陰の小さな水たまりでパトロールするオス。
これもエゾトンボのようです。
最後は日が当たらない小さな池でパトロールするオス。
池の縁に沿って低いところをホバリングを繰り返しながら飛んでいます。
この環境でこの飛び方はタカネトンボでしょう。
暗すぎる場所なのでスピードライトを使用しました。
もう1種いるはずなんですがわかりません。
どの辺を飛ぶのかな?
属は違いますが、オオヤマかコヤマらしき個体が上空を通過していきました。
1~3枚目:エゾトンボ オス 4・5枚目:タカネトンボ オス
2010年7月22日 長野県
この湿原で一番個体数が多かったのがこのオゼイトトンボ。
初めて見るトンボです。
木陰から日向までいろんな場所にいました。
日向では連結や交尾が多かったですね。
オスは一度飛ぶとなかなかとまらないように感じました。
ゆったりと今にもとまりそうに飛ぶのですが、なかなかとまらないのです。
でもイトトンボってそうゆうもんだったけな??
たぶんオゼイトのメスだろうと思うのですが、決め手がわかりません。
他にも北方種がいるようですが、見つかりませんでした。
あと、羽化間もないモノサシトンボのメスもいました。
1枚目:オゼイトトンボ オス 2枚目:イトトンボ科sp. メス 3枚目:モノサシトンボ メス 羽化直後
2010年7月22日 長野県