オオアオイトにおさらばして、やってきた所は里山の田んぼ。
13時半を過ぎ、気温が上がってちょっとしたポカポカ陽気となりました。
「もしかするとカトリが残ってたりして・・」などと淡い期待を抱きながら歩きます。
トンボはあちらこちらで見られ、まだそれなりの数が残っているようです。
ただ、そのほとんどはアキアカネのオス。
コンクリ製の畔、農道脇の石、枯れた藁など白っぽい場所に陣取り日向ぼっこです。
そんな中、1頭だけ田んぼの脇に置かれた青竹に執着していました。
軽く飛び上がる度にとまる位置を変えています。
青竹だけに健康法かもしれませんね。(ウソ)
(3)へ続く。
アキアカネ オス 2010年11月26日 神奈川県
意外に天気の回復が早かったので4ヶ所回ってきました。
まずはハグロの川へ。
・・・小1時間探しましたが、見つかりません。
いたのはアキオス1頭だけでした。
次に10月に羽化直後のカワトンボを見つけたとこへ。
・・・大事な流れに少し手が入っていました。
来春の羽化は無理そうです。
でも、環境自体は変わってないので再来年は復活すると思います。
アキが10頭くらいいました。
♪ピ~ンポ~ンパ~ンポ~ン♪ おっと、お昼のチャイムが・・。
晩秋のトンボ探しは時間との戦いです。 次へ急ぎます。
3ヶ所目はとある池。
・・・アカネの姿がありません。
いたのはオオアオイトが10頭くらい。
時々、池のガマから飛んできて、紅く色づいた葉にとまってくれます。
(2)へ続く 。
オオアオイトトンボ オス 2010年11月26日 神奈川県
ヒメアカネを写していたら、低く垂れ込めていた雲の間から日がさしてきました。
あれよあれよのうちに青空が広がり、久しぶりの晴れ間です。
そうだ! カトリのオスを見なくちゃ!
今年はどういうわけかオスを見てません。
唯一、茨城で探雌オスを一瞬見ただけです。
時刻は12時半、11月ともなればこの時間でも飛ぶはず。
早速、里の田へ向いました。
着いてみると、田は今朝までの雨で水浸し、まるで池のようになっているところも。
はたしてこんな水たまりのような田にカトリはやってくるのか?
半信半疑で畔に立ち、周囲を見張り、その時をじっと待ちます。
まだまだ元気なアカネたちの姿を見ながら1時間半が経過。
メスは3度やってきましたが、素通り・・・
オスは気配も感じません。。
いつの間にか風が出てきました。
空を見ると黒いいや~な雲が低く迫ってきています。
やがて雲が太陽を遮り・・・
ああ、こんなはずじゃ~
1、2枚目 アキアカネ オスと交尾
3枚目 いや~な雲に覆われた里 2010年11月1日 神奈川県