間伐された雑木林で見つけたホバリング中の小さな赤茶色のハチ。
地面から10cmほどの高さに留まり、何かを探しているみたい。
ネットで調べるとこのハチはキマダラハナバチの仲間のよう。
更に調べるとその生態は面白く、他のハナバチの仲間に労働寄生するという。
つまりは、ホストの巣へ勝手に入り込み、ホストが自らの子のために用意した餌の花粉団子に卵を産みつけ、
孵化した幼虫はその団子を食べ、ホストの子より早いスピードで成長し、
さっさと蛹になってしまうということだろう。(あくまでも想像)
ってことは、上のホバリングは何かの巣でも窺っていたのだろうか。
キマダラハナバチの仲間 2013年4月26日 神奈川県
渓流で見つけたダビドサナエ属メスの羽化。
クロサナエかダビドサナエのどちらかでしょう。
オスなら付属器の違いで一目瞭然なのですが、メスはそっくり。
まして体が着色していない状態での区別は難しいのです。
そんな時、役立つのが「ネイチャーガイド 日本のトンボ (発行:文一総合出版)」
2種を見分けるいくつかのポイント(ここが他の図鑑と違うところ)がわかりやすく示されており、画像からの判別も可能となります。
もちろん、他のトンボの情報もバッチリ。
これを持って、まだ知らぬ地域のトンボ巡りをしたらどんなに楽しいことでしょう。
ホントにいい図鑑です。
上の画像:クロサナエ メス 羽化 2013年4月18日 神奈川県