ルリイトトンボやカラカネトンボがいた標高2000mを超えるところにある池へ再訪した。
この日は曇天ということもあり、涼しいを通り越して寒いくらいだ。
15℃くらいしかないのでは。
平地での厳しい残暑がうそのよう。
一部では、早くも紅葉が始まっている。
さて、今日の目的は黒いアカトンボ。
水辺を探すと、オオルリボシヤンマが1頭産卵しているのみ。
やはり、天気が悪すぎるのだろう。
前回群れていたルリイトトンボは全く見られない。
彼らのシーズンは終わってしまっているのかもしれない?
ようやく水辺から少し離れたところでオスを見つけた。
ムツアカネ
この赤いドラム缶がお気に入りのようで、常に3頭ほどがとまっている。
アキアカネもやって来た。(右)
ムツアカネの大きさはヒメアカネほど、アキアカネがとても大きく感じる。
この日、見たのはすべてオス
黒いけど、この姿形は確かにアカトンボだ。
やがて、雲がさらに厚くなり、気温が下がってきた。
アカネたちは地表を離れ、樹上へ飛び去ってしまった。
2008年9月8日 長野県
先日から追っているこのハチはクロアナバチと言い、狩りバチの仲間ではかなり一般的な種だった。
今日午後、獲物を穴へ運び入れるところに遭遇した。
獲物を直ぐには穴に入れず、一旦穴のそばに置き、自分だけ入っていった。
獲物はクビキリギスあたりの幼虫だろうか?
と、その瞬間、小さな物体が飛んできて、獲物の首元にとまると、またさっとどこかへ行ってしまった。
何だ・・・
今のは・・・?
もしかして、うわさの寄生バエ?
首元を拡大すると何やらが・・・。
穴から出てきたクロアナバチは、今の出来事を何も知らぬまま獲物を穴へ運び入れた。
獲物をくわえた画像を拡大すると、首もとの何やらは・・・さっきと位置が変わっている。
動いているのだ。
やはり、飛んできたのは寄生バエ(ニクバエの仲間)だ。
このハエは胎生なので、卵を産むのではなく、幼虫を産み付ける・・・
つまり、動いているのはウジ。
ちゃっかり、この獲物で育つのだろうけど、まあ~、いろんなヤツがいて驚くばかりだ。
2008年9月7日 神奈川県