トンボ好きの知人から、息子さんに修学旅行の土産として写してこさせたトンボの写真をいただきました。
せっかくなので紹介させていただきます。
2007年11月27日 オーストラリア ケアンズ近郊のマンガリーフォールズにて
Orthetrum villosovittatum だと思います。(オス)
こんなに赤いのにシオカラトンボ属の仲間なんですね。
身近にいるシオカラトンボ属といえばもちろんシオカラ、他にはオオシオカラ、シオヤ、ハラボソですので、赤というのは違和感たっぷりです。
見ていたら、ふと「シオカラトンボ属の仲間の体のラインって、種によってまちまちなのかな?」って思いました。(他の属のトンボはどうなんだろう?)
現地名はBog Skimmer(湿地トンボって意味かな?)、とても普通種のようです。
Diphlebia euphaeoides だと思います。
ミナミヤマイトトンボ科の仲間です。
この写真ではイトトンボの仲間とは思えないほど体格が良く見えます。
最初見たときは、絶対カワトンボの仲間だと思ってました。
分類的にはアオイトトンボ科の仲間に近いようです。
オス
オス
上のオスと翅の色が違いますが、同じ種だと思います。
こうして翅を広げてとまっているところは、確かにアオイトトンボに通じますね。
メス
こりゃまた、メスもオスに負けじと特徴的ですね。
これだけ見た目に違う雌雄の種も、珍しいような気がします。
初めて見るトンボを写真だけからでも調べるのは、実際に見たわけでも行ったわけでもないのに、とてもおもしろかったです。
おかげで楽しい土曜の夜を過ごせました。
息子くん、ありがとう。