今日は雨。
なんとなく画像データの整理を始めたら、いくつか気になるものが出てきた。
・・・というわけで、いきなりですが、シーズンオフ企画 「おぉ~ こんなのがあった!」 の始まり始まり~
(たいしたものはありませんし、すぐに終わってしまうかもしれませんよ。 キッパリ!)
オオルリボシヤンマ 産卵 2005年9月21日 神奈川県
平地近くの池で写したもの。
県内での分布は山地に限られ、平地での記録は少ないと思う。
ルリボシヤンマ 産卵 2005年10月4日 神奈川県
ここは川の脇にあった涸れることがない水たまり。
残念なことに昨年の大水で埋まってしまった。
ヤブ・タカネなども目の前で見れるお気に入りの場所だったのに・・・。
水辺でヒメアカネを写していたら、足元から緑色に輝くトンボが飛び出てきた。
すぐにはとまらず、周辺をゆったり飛び回っている。
「オオアオイト? でも、かなり粉がふいているぞ?」
「アオイト? ここにはいないし、飛び方も違う?」
「えっ? 何?」 と追いかけながら考えるが、
「まさか、カワ・・・?」 と思い始めたとたん、鼓動が高まるのを感じた。
やがて、トンボはとまり、寄ってじっくり見ると、やはりまさかのニホンカワトンボ(成熟オス)。
鼓動はMAXとなり、ただ遮二無二写す。
今起こっていることを考える余裕はない。
カワトンボは春を代表するトンボ。
3月下旬から現れ、5月にピークを迎え、7月には姿を消す。
例外的に湧水域では秋まで見れる場所もあるというが、ここは環境が違う。
(ここから200mほどのところに湧水が小さく短い流れをつくっている場所がある。 そこでは春にニホンカワトンボが発生しており、この個体もそこで発生した可能性があるのではと思い始めている。 2009年9月19日追記)
そんなトンボを晩秋に見ようとは思ってもいなかった。
やがて、楽しもうと思う気持ちが出てきた。
せっかくなので、秋を感じるものを背景にと写したのがこれ。
初めて秋っぽさを出せたと思う。(笑)
でも、極めつけはアキアカネのオスとのツーショット。
未熟なアキアカネとの組み合わせは有り得るが、成熟した個体とのそれはなかなかお目にかかれないと思う。
いい記念になった。
念のため、県立生命の星・地球博物館へ報告。
すると、ここでは昨年も発生例があったとのこと。
単に発生がずれたケースが2年続いたのか、それとも・・・。
興味が尽きませんね。
2008年11月18日 神奈川県
里山の農道脇のエノキ。
何ともないごく普通の木だが、1頭の幼虫を見つけ写しているうちに、次から次へといろんな虫が見つかり、楽しいのなんの。
ゴマダラチョウの幼虫
エノキを見るとついつい探したくなってしまう。
でも本音はオオムラサキを見つけたい。(笑)
アリグモのメス
アリそっくりのクモ。
アリは6本脚、クモは8本脚。
前の2本が触角のように見える。
正面から見ればやっぱりクモ。
お食事中のよう。
千と千尋に出ていたかもしれない。(笑)
トドノネオオワタムシかな?
いわゆる雪虫。
晩秋から初冬によく見かけるため、冬の使者っぽく言われるが、本当は年に数回発生するので、夏でも見ることができるらしい。1年間を通して何度も世代交代をしている。
ただ、翅を持つタイプが現れるのは春~夏、秋の2回だけらしい。(2008/11/7 訂正)
(雪虫とよばれる仲間は何種かいるようなので、正確なところはよくわかりません。)
トホシテントウの幼虫
エノキに絡みついたカラスウリの葉にいた。
しっかし、このトゲは凄いな。
コロギス
夜行性のため、昼間は巣の中で身を潜めている。
これが巣
こんな雰囲気
いつもは車で走り抜けてしまう道。
たまには歩いてみるのも面白い。
2008年11月4日 神奈川県