トンボみっけ+

気になるムシを写しては適当につぶやいてます。(掲載した記事・写真等の無断複写・転載を禁じます。)

ポイント探し

2006-12-28 19:18:17 | 虫たち

 

来シーズンに向けて、とある種のポイントを探しに里山を歩いてきました。

冬の雑木林は下草が枯れ、歩きやすい上に見通しが良いので、小さな水たまりや流れを探すには好都合なのです。

・・・で、ありましたよ。 

たぶんここにいるでしょう。

5~6月が楽しみです。

 

途中、カシの木の回りを小さなチョウが飛んでいるのを見つけました。

今日は暖かかったので越冬中の個体が目を覚ましたのでしょう。

ムラサキシジミだろうなと思いながらも枝にとまるのを待ちました。

Kashinoki0010780

 

しばらくしてとまってくれましたが、樹上高い所で望遠でも小さくしか写りません。

パソコンで拡大してようやく確かめられました。

Murasakisijimi4914

 

オスのようですが、前翅表面になぜか白点があります。

Murasakisijimi4908

 

こちらは別の場所です。 メスが草に降りてくれました。

Murasakisijimi4931

 

あぁ~ボケてるよぉ~。 せっかくのシャッターチャンスだったのに・・・。

Murasakisijimi4939

 

ムラサキシジミ 2006年12月27日 神奈川県


山蒲簀(やまかます)

2006-12-21 20:18:35 | 虫たち

 

葉が落ちた木の枝に薄緑色の物体がついているのを見つけました。(この写真ではわかりにくいのですが実際はもう少し目立ちます。)

Yamakamasu0010718

 

ウスタビガという蛾の繭です。

この繭を山蒲簀(やまかます)と言います。

蒲簀(かます)とはわらむしろを二つ折りにし、縁を縫いとじた袋のことで、中に穀物・塩・石炭などを入れます。

蒲簀を見たことがあるのかないのか・・・自分でも定かではないのですが、色はともかく形が似ているのでしょう。

Yamakamasu4894

 

繭は中で蛹として過ごすために幼虫が口から糸状の分泌物を出して作る覆いです。

でも、この繭には主はもういません(たぶん)。

通常10月~11月に羽化するからです。

繭のてっぺんから出て行くのですが、高い所にあるのでお見せできないのが残念。

下の小さな穴は雨水がたまらないようにするためのものだそうです。

Yamakamasu0010724

 

ちなみにこれが幼虫です。(2006年5月29日同所)

体長が5cm以上ありましたので終齢かもしれません。

繭の薄緑色よりもやや薄い薄緑色をしていました。

Usutabiga20060529_0011717

 

ウスタビガの繭 2006年12月20日 神奈川県


ちょいと邪魔するよ。

2006-12-20 16:48:24 | 虫たち

 

夏にゴマダラチョウを見かけた公園へ幼虫を探しに行ってきました。

その目的は・・・

 

食樹であるエノキの根元、ここが捜索場所です。

夏の終わりに産み付けられた卵から孵化した幼虫は葉を食べて育ちます。

やがて寒くなり、葉が落ちる頃になると幹を伝って地面に降りてきます。

そして、枯れ葉の裏に隠れて越冬します。

Enokinomoto0010766

 

枯れ葉を一枚ずつめくり探します。

あっ!いました。

幼虫がいた葉だけ裏返しにしてみましたが、どこにいるかわかりますか?

Gomadaracyou0010770

 

3cmにも満たないまだまだ小さな体です。

申し訳なかったのですが、ちょっとだけ撮影に付き合ってもらいました。

Gomadaracyou0010778

 

枯葉を折って顔をみせると・・・、おぉ~ なんかかわいいっぽいぞ! 

背景が地味だからカタバミ?の上に乗せてみましょう。(完全にやらせです。)

Gomadaracyou0010745

 

てな訳でこんな写真になりました。 かわいいでしょ!

Gomadaracyou0010754

このポーズは図鑑やチョウのHPなどで見かけてからどうしても自分でも写してみたかったのです。

幼虫くん、協力ありがとう。

 

幼虫は春になりエノキが芽吹くと幹を上っていきます。

新葉を食べ成長し蛹となり、5月下旬には羽化するでしょう。

それまで無事を祈ります。

 

ゴマダラチョウの幼虫 2006年12月20日 神奈川県 


蝶・蝶・蝶・・・2006(後編)

2006-12-09 20:37:01 | 虫たち

 

もう少しお付き合いください。

種に誤りがありましたらごめんなさい。

 

2006年6月14日 静岡県

ルリシジミ

出張途中に休憩した池で写しました。

Shirubiasijimi0614_0813

 

2006年7月3日 神奈川県

サカハチョウ(夏型)

春と夏の2回見られますが、まるで別の蝶のようになります。

Sakahacyou0703_1039

 

ウラギンシジミ オス

この蝶は特徴ありありなので間違いないです。

下は手乗り蝶、汗を吸っています。(同じ蝶ですよ。)

Uraginsijimi0703_1067

Uraginsijimi0703_0011782

 

2006年7月13日 神奈川県

オオムラサキ オス

言わずと知れた国蝶、いいですねぇ。

Oomurasaki0713_1236

Oomurasaki0713_1286

 

ルリタテハ

同じ木で樹液を吸っていました。

翅の表の模様が見えるのは破れているからでしょうか?

Ruritateha0713_1242

 

2006年7月20日 神奈川県

キタテハ

休んでいるのかな?

Kitateha0720_1363

 

ツマグロヒョウモン

こちらは寝ています。

Tumagurohyoumon0720_1369

 

2006年7月27日 神奈川県

コムラサキ(上)オオムラサキ(下)

これにミヤマクワガタ、カブトムシ、スズメバチが加わっていたらと思うのは贅沢すぎですね。

Oomurasaki_komurasaki0727_1463

 

2006年7月29日 神奈川県

ヤマトシジミ

この辺りにもいっぱいいます。

Yamatosijimi0729_0010

 

2006年8月24日 神奈川県

コミスジ

山地の雑木林にいました。

Komisuji0824_2257

 

2006年9月7日 神奈川県

ヒカゲチョウ

Hikagecyou0907_2390

 

2006年9月21日 神奈川県

オオウラギンスジヒョウモン??? ミドリヒョウモン

はっきり言ってわかりません。

ヒョウモンヒョウの仲間は難しいです。

さらに燐粉も落ちて余計わかりません。

Oouraginsujihyoumon0921_2653

 

2006年11月9日 神奈川県

ムラサキシジミ

翅の裏面の模様が薄いからオスかな。

Murasakisijimi1109_4454

 

2006年11月29日 神奈川県

ムラサキシジミ

オスで間違いないでしょう。

寒い冬を乗り切ってほしいものです。

Murasakisijimi1129_4842

(完)


蝶・蝶・蝶・・・2006(中編)

2006-12-07 21:05:42 | 虫たち

 

続きです。

種に誤りがありましたらごめんなさい。

 

2006年5月4日 神奈川県

ミヤマセセリ

早春にだけ現れます。 ムカシトンボを見に行った渓流で出会いました。

Miyamaseseri0504_0338

 

トラフシジミ(春型)

春と夏の2回見られますが、翅の裏の色彩が変わります。 

同じ渓流でムカシトンボやぁ~いと待ちくたびれたところにやって来た蝶です。

Torafusijimi0504_0372

 

2006年5月10日 神奈川県

ヒメウラナミジャノメ

翅に蛇の目模様がある蝶はみんなジャノメチョウだと思ってました。

勉強・勉強・・・

Himeuranamijanome0510_0414

 

2006年5月25日 神奈川県

ヒメキマダラセセリ

緑の葉によく映える色合いですね。

Himekimadaraseseri0525_0587

 

2006年5月26日 神奈川県

アサマイチモンジ

ハグロトンボを見に行った時に見つけました。 

県RDでは絶滅危惧II類とされています。

Asamaichimonji0525_0611

 

ゴマダラチョウ

樹液を吸っています。

もう少しちゃんと写しかったのですが、不注意で音を立ててしまったため逃げられてしまいました。

Gomadaracyou0526_0601

 

ヒカゲチョウ

林の周辺でよく見ます。

Hikagecyou0526_0592

 

サトキマダラヒカゲ

こちらも林の周辺でよく見ます。

Satokimadarahikage0526_0588

 

ヒメアカタテハ

山地の休耕地にいました。

このようなところでは翅を閉じると保護色となり見つけにくくなります。

Himeakatateha0526_0646

Himeakatateha0526_0651

 

ヒメキマダラセセリ

独特の止まり方です。

Himekimadaraseseri0526_0631

 

コジャノメ?

山地の雑木林で見つけました。

合っていると思います、たぶん・・・

Kojanome0526_0641

 

ツマキチョウ

早春の蝶なんですよ。

こんな時季まで残っていようとは驚きでした。

Tumakicyou0526_0636

 

2006年5月29日 神奈川県

ダイミョウセセリ

小学生の時、大名?変な名前って思っていました。

懐かしいです。

Daimyouseseri0529_0810

 

ヒメウラナミジャノメ

地味な蝶ですね。

Himeuranamijanome0529_0779

 

イチモンジチョウ

林の周辺でよく見られました。

Ichimonjicyou0529_0774

 

ウスバシロチョウ

何となく異質に感じる蝶です。

Usubashirocyou0529_0803

 

ツバメシジミ

庭や畑で飛んでいる青白い小さな蝶はこのチョウかヤマトシジミでしょう。

Tubamesijimi0529_0011723

(後編)へ続く


蝶・蝶・蝶・・・2006(前編)

2006-12-06 15:48:21 | 虫たち

 

トンボを探して野山、川、池などを歩いているといろいろな出会いがあります。

動物、植物、空、雲・・・興味を惹かれるものは写すようにしていますが、カメラを向ける回数の特に多いのが蝶です。

調べてみると今年は40数種類写していました。

せっかくなので整理を兼ねて蝶特集を組んでみます。

中には気合が入っていないものもありますし、種に誤りがあるかもしれません。

温かい目でご覧いただければと思います。

 

2006年3月28日 神奈川県

コツバメ 

早春に羽化をします。 春の訪れを告げてくれる可愛らしい蝶です。

Kotubame0328_0080

 

ルリタテハ

成虫で越冬します。 翅をいっぱいに広げて日向ぼっこしています。

Ruritateha0328_0103

 

2006年3月30日 神奈川県

スジグロシロチョウ

羽化して間もないように思います。 市街地でも見ることができますよ。

Sujiguroshirocyou0330_0114

 

2006年4月1日 神奈川県

キタテハ

成虫で越冬します。 こちらも日向ぼっこですね。

Kitateha0401_0132

 

モンキチョウ

花見に向かう途中、土手でじっとしているのを見つけました。

Monkicyou0401_0011272

 

2006年4月7日 神奈川県

アカタテハ

越冬後の個体ですね。 日が陰っていたので翅を広げてくれなかったように記憶しています。

Akatateha0407_0212

 

アゲハ

こちらは羽化してからさほど経っていないでしょう。 鱗粉が輝いていました。

Ageha0407_0192

 

ルリシジミ

小さな青白い蝶です。 この春羽化したものですね。

Rurisijimi0407_0186

 

テングチョウ

越冬後の個体です。 名のとおりの顔立ちですね。

Tengucyou0407_0189

 

2006年4月19日 神奈川県

ルリシジミ

山地の渓流にいたのでスギタニルリシジミかと思いましたがよくわかりません。

Rurisijimi0419_0011393

(中編)へ続く