どうも抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です。
今日は少し前のスクールでのエピソードをお届けします。
何も教えずに、子ども達がトレーニングに動きをつけたというエピソードです。
9月2週目から活動再開した「サッカーあそびスクール」
約1ヶ月のブランクがあったので、体力回復を目指し、コンディション調整。
スピードを抑え、ゆっくりスタートしました。
3人組でボール1個でボールコーディネーション。その後は3人で止めて蹴る。
相手のいない状況なのでミスも少なくリズムも良くなってきたところ…
ある1組の一人が、
「なんか突っ立ってるじゃん!」
とぼんやり待っている仲間を指摘した。
そこで私は、
「そうだな。準備しておいた方がいいね」
「心の準備ね」
なんてアドバイスして、続けていくと
別の1組が、
何やら細かく足踏みみたいにしだしたと思ったら、
その場からゆっくり動き出しはじめた。
終いには仲間同士で居場所を入れ替わる動きを勝手に始めました。
こちらが何も言ってないのに
だんだんゆっくりだが良い動きになってきた。
ちょっとミスでパスが切れたところで、
気になって聞いてみました。
「いいね!今の」
「なんで動いたの?」
そしたら、
「なんか動いたら楽しかな?と思って」
「へ〜。で、どうだった?」
「楽しかったです♪」
たしかに、グループみんなで笑いながら楽しそうにプレーしていました。
3人でパス回し、単純に止める蹴るだけなんて、私ほとんどやらないトレーニングなんです。
やってもつまらないだろうなって思って。
でもそれって、私の先入観
サッカーすることご自分ゴトになってる子ども達にとっては、何でも面白く、楽しくできる能力を持ち合わせていました。
またまた子ども達から学びました。
つまらないと思えば自分達で面白く変化させる。
それが子ども達の発想の豊かさだったり、創造性だったりするだよね。
せっかく良いプレーだったので
「動きながらパスするのは良いこと。
ゴールまでみんなで動きながら繋いだらどう?」
って聞いたら、
「あ、そうだね。点取れそうだね。」
3人だけなパス回しではゴールがないので気づかないが、ゴールをつけて、
「ゴールしてきて!」
といえば勝手に動いてゴールしてくる。
パス練習あるあるの
「おい、足止めるな!」
「ステップ!」
なんて大きな声で煽って
パスを待つ間に足踏みさせるのをよく見かけます。
止まってる時に特にやらせなくても
動くように、場所を移動するように指示した方が、
実際のサッカーに近づくのではないでしょうか?
実は、答えはすでに子ども達が持っている。
教えなくても知っているんです。
でもこれ、子ども達との関係性が大事なのは言うまでもないですがね。
では、また。