今年初というか正月早々の電子工作は、トラックボールの自作です。
意味が解らないと思いますが、改造することになった経緯を離します。
僕は以前からトラックボールに興味がありましたが時すでに遅し的な
感じで最近のトラックボールは、手で握って指で玉を転がすタイプが
主流で机において手全体を使って動かす存在感がでかいタイプは、
専門的な中古店以外では見かけないそこで古い機種用にUSBマウス
の基盤を移植して使うことにした。
今回採用したトラックボールは、ファミコン用ホリトラックという
トラックボールですがこのトラックボール対応ゲームが少ないうえに
操作性が悪く入手が難しい割には安値で投げ売りされているのが現状
だがファミコン以外用の改造には向いているという情報を仕入れていた
ので今回採用することになった。
海外では、個人製造しているファミコン・NESの変換基板で
トラックボール対応と名乗った製品があるが購入コストが高いので
マウスの基盤を移植した方が安くて速いです。

これがホリトラックでメニュー選択や未対応ゲームでも使えるように
10字キーがついていたのも採用した理由でもあります。
ちなみにこのホリトラックは、返品交換ができる作動保障品の中古
でしたが、500円でした。
この改造は3年前にもチャレンジしたが、改造方法を間違って
断念した経緯があるが、去年の末にネット検索にてメガドライブ用に
改造したという記事が出てきたが、親切にICの差し込み穴の
配線先の表まで載っていたので改造の再チャレンジをした。
参考にしたサイト→
タイガーロープ「メガドライブ色」
なおセガマスターシステム用やPC98用もありますが、デザインや操作性
が良いが中古価格が高いうえホイールボタンに割り当てれそうなボタンが
無いので即刻不採用となった。
今回使用するマウス基盤は、ホイール部分が、スイッチ2個と棒で
構成されている旧式タイプを採用し、十字キーの上下でスクロールの
上下をさせることにしたのでまずは、マウスの中古を探すことにし、
無事ジャンク品でしたが入手した。

これが今回入手したマウスでNECパソコン添付品だそうです。
制作手順
始めに、マウス、ホリトラックの作動を確認してから分解する
ことにした。ホリトラックはセンサー部以外使いませんが万一故障
原因がセンサー部の部品不良疑いだったらせかっく返品交換保証
有の中古を買ったので店に返品して他の在庫品と交換しないと改造後に
部品の不良をみつけたら金の無駄になりますしね。
僕の場合偶然対応ゲームを持っていたので追加出費が無くて済んだので
改造したいと思った方は、トラックボール部の作動確認はしなくても
構いませんよ。
作動チェックの結果どちらも壊れていませんでしたので作業を続け
ました。
次に、マウスのスイッチとセンサーとLEDを全て外す、僕は始め
センサー類を外さず配線したがカーソルの移動に制限が生じた
ため急遽外したところ完璧に動いた。
次にホリトラックのICとケーブルだけ外す。なおセンサーとLED
以外の部品もUSBの5Vをセンサー用の電力に落としたりするのに
いるため残しておこう。
次に参考したホームページの配線先の表を参考にICの差し込み穴に
基板同士をつなぐ線を配線する。そしてマウスの基盤と連結し
マウスのセンサーの接続ミスがないか確認して配線修正が済んだら
組み立てる。

この写真は、配線完了後の基板の姿です。このあと組立ですが
今回のマウスのコネクタが短かったので線の長さ優先で組み込んだら
基板を抑え込む突起が邪魔で閉まらなくなったので突起を切り落とし
組立が完了した。

完成後の姿です作
動速度は今回使用したマウス自体が遅いので
転がすスピードを早くしないといけないのが何とも言えませんが、
ネット観覧時のホイール機能も搭載しているので通常のマウスが使えない
姿勢で見る時に大活躍しそうです。
追記※上では、スピードが遅いけど使える的な発言をしていますが、
使って行くうちにスピードの遅さは感じられずむしろ改造前の
マウスのままよりカーソルの速度が速くなりました。
つまり記事書く直前の速度の遅さは、操作に慣れていなかったので
その慣れていなかったのがカーソルの速度に現れたと結論が出ました。
今回の改造で念願のトラックボールが入手できてよかったです。
今思ったがこの改造ってファミコンに超小型のマザーボード突っ込んで
パソコンに改造してしまった人用にお勧めできそうですね。