ジョニーのメモリアルナイト

センチなジョニーの独り言

再読

2022-08-25 21:40:23 | 本と作家

海外小説を読むのは名前を覚えづらいからだった。

雑誌でD・フランシスの「血統」が面白いと知り買ったものの、読みづらく4ヶ月ほど

机の上に積んだままだった。

ちょうど今頃、8月の暑いさなか再び読み始めたら止まらなくなって次から次へ読み漁った。

暑さの中、そんなことを思い出して再読することにした。
利腕


読み始めたら、まぁ面白い!!

忍耐、勇気、観察眼など生きていく上で大事なことを教えられた。

かといって、そんな風に生きてこられたかというと、そんな立派な人にはなれなかった。

でも、どこかに真っ当に生きる術を学んだことが生きているかもしれないな。

今はGoogle Map を見ながら、ああ、ここなんだなと参考にしながら読んでいる。

そうそう「新米刑事モース」の舞台になるテムズバレイ警察が「証拠」で出てきて、

自分的にはとても楽しいのです。


久しぶりにリアル書店に寄ってみた

2021-06-13 17:07:06 | 本と作家

通勤している頃は、時間があると本屋に寄っていた。

本屋に寄らなくなって、アマゾンで取り寄せたりデータをダウンロードしたりしてると

余分な本を買わなくなってきた。

それはそれで無駄がなくなっていいかもしれないが、好きな作家やジャンルしか読まなくなり

視野が狭まってきてるという不安もあるのだ。

昨日は時間待ちで、久しぶりにリアル書店に寄った。

まず見るのは、海外の作家のコーナーで海外作家で自分にあう作家はないのかなぁと

探していたら、ローレンスブロックの分厚いハードカバーが目に止まった。

「石を放つとき」だ。
IMG_2851

ローレンスブロックのマット・スカダーシリーズはもう40年の付き合いになる。

主人公のスカダーは当初酔っ払い探偵というキャラクターで酒に溺れる感じがよかった。

ところが「八百万の死にざま」あたりから禁酒を始めて今に至っている。

飲まなくなって最初は物足りなく感じたが、今は当たり前になっていた。

今回の短編「窓から外へ」は酒を飲んでいる頃の話でコーヒーにバーボンを入れるという

表現が出てきて、そうそうこんな感じでスカダーは飲んでいたのだと思い出した。

なんだかとてもうれしくなって、これからはリアル書店もちょくちょく寄ってみようと思う。


2020-09-10 07:43:47 | 本と作家
響と書くと、ウィスキーの話かと思うが、コミックの話です。

LINEマンガで3巻無料というのでこの「響」があって、読み始めた。



出版社や作家は3巻も無料だと損をする気がするかもしれないが、あまりコミックを

買わない世代としては3巻くらいが面白いか、もういいかの分岐点だと思っている。

この作品は女子高校生の作家の話だが、キャラが凄く立っていてそこに惹きつけられた。

高校生としてだけでなく、人間としてもこんな奴今までの人生で出会ったことがない。

そこが凡人と天才の差かもしれないと思わせてくれて面白い。

読み終えて、この作品が2017年マンガ大賞を取っていたのだと知ったけれど賞に価値を

見いださない自分としてはどうでもいいことだ。

久しぶりにとても面白く読めたコミックだった。

楽園のカンヴァス

2020-06-17 21:57:59 | 本と作家
知的好奇心を刺激してくれるTVが好きだ。

そんな番組には滅多にお目にかかれない。

wowowの番組表を見ていたら「原田マハと名画を訪ねて」という30分番組が

見つかった。シリーズで1~8まで放映される。

あいにく1~4は終わっていて、5~8までを録画した。

1本見てみて、面白くなければ削除すればいいと見始めたらこれが面白いのだ。

5はダリの特集で、好きな画家なのでのめり込んでみた。

見終わって、はて?原田マハとは何者?と疑問がわき検索してみたら

キュレーターであると同時に作家で、沢山の本を出版している。

興味津々で、面白そうな「楽園のカンヴァス」をダウンロードして読み始めた。

面白ければ彼女の本を次々と読みすすめる楽しみが出来るからだ。

これはアンリ・ルソーがテーマになっている物語なのだが、始めから出てくる

絵を知らないのだ。

絵を知らないとイメージがふくらまないので、本を読みながらグーグルでアンリ・ルソーを

検索しては出てくる絵を見て「へぇーこんな絵なんだ!」とまた物語へともどる。

そんなことを繰り返しながら、読み進むのだがこれが面倒くさいと思うかもしれないが

すごく面白いのだ。

これを読了してもまだ作品は沢山あるので、当分楽しめそうでうれしい。

知的好奇心を刺激してくれるし、いうことがない。

ただ、影響されやすいたちなのでもう水彩画を描いて見たい気持ちがおきているのが

ちょっとやっかいだ。

蒼太の包丁

2019-03-08 19:44:34 | 本と作家
最近は無料の漫画アプリが増えてきた。

ボクが読んでいるのは「マンガBANG」。

ゴルフブログで「キンゾーのあがってなんぼ」が無料で読めると知ってからだ。

無料で読めるのは4話で、7時と19時にリセットされるので上手くすると

一日8話、それにプラスして広告を見ると5話まで見ることが出来るので合計13話

読める仕組みになっている。

ゴルフ漫画の「上がってなんぼ」を読み終えたので、次に読み始めたのが「蒼太の包丁」。

板前さんが成長していく姿を描いたものだが、成長していく姿も含めて

料理を作る楽しさが読んでいて伝わってくる。

全編に流れるコンセプト「喜んでもらえる料理」に共感する。

趣味で料理をしているけれど、「美味しい」と喜んでもらえるとより美味しい料理を

作ろうというモチベーションになる。

ここのところ料理する機会が増えているのはこのマンガのせい(おかげ?)だ。

それと包丁を研ぐようになったのもそうだね。

2013年に終了した全編読んだが、昨年から新作も連載が始まったらしい。

それもまた読みたいな。

未必のマクベス

2019-01-03 21:41:30 | 本と作家
最近、本はほとんどアマゾンで買っている。

リアル書店はどこへ行っても同じような本しかなくて面白くないというのもある。

ものぐさになったというのも理由だ。

忘年会の待ち合わせに時間があったので、リアル書店をブラブラしてみた。

ブラブラして色んな本を見ているとそれだけで楽しくて「アーー僕は本が好きなんだ」と

自覚した。やっぱ、リアル書店も散策しなくてはいけないんだと思い知らされた。

そこで見つけたのが「未必のマクベス」。

タイトルで惹かれるでしょ?


初めての作家だったけれど、結構楽しく読めました。

最近買った本

2018-12-18 18:48:17 | 本と作家
最近の朝日新聞の書評は買いたくなる本がない。

日曜日から土曜日に変わって評者も変わったかもしれない。

あまり気にしていないからわからない。

先週の書評で最所フミ「日英語表現辞典」がのっていて面白そうなので

買ってみた。




曰く、英語には日本語に、日本語には英語にない考え方、感じ方がある。

その違いを知り、自分の言いたいことを英語で表現出来るための辞典。

Duolingoを毎日やっていて、少しずつヒアリング力も向上しているが

英語で話そうとするとすぐに出て来ない。

それをこの辞典で補えるのではと言うのが購入の動機。

それと辞典としてだけでなく、読んでいても面白いという評判も動機の

一つ。

どれくらい向上するのか?向上しなくても知識が深まればそれだけでもいいな。

モディリアーニにお願い

2018-12-02 15:06:35 | 本と作家
相澤いくえさんの「モディリアーニにお願い」が最近のお気に入り。


東北の誰でも入れるという美大の学生達のお話。

マンガワンというマンガ雑誌アプリで、3巻発売記念で7話が無料で読めるというのを

やっていて、読んでみたら面白かった。

将来への不安がいっぱいで、そして根拠のない希望も一杯あって、

前向きですぐに落ちこんだりしていた自分のあの頃を思い出していた。

絵を描いたり、造形をしたりということはなかったがこれを読むと触発される。

絵を描いてみようかなという気持ちにさせられている。

青春時代の不安定さが描かれているだけでなく、全体に流れる温かさがとてもいい。

Stay close

2018-09-02 22:14:55 | 本と作家
ハーランコーベンの「ステイクロース」を読み終えた。

ハーランコーベンは元バスケット選手がスポツーエージェントになり

殺人事件を解決していくマイロン・ポライターシリーズが面白くて

よく読んでいた。

だが、あまり万人受けしなかったのか続編が出版されなくなり日本での

翻訳は終わってしまった。

本屋に行くと棚の中にハーランコーベンの名前を探していたものだが、

知らないうちに20年近くたってしまった(笑)。

最近Amazonでハーランコーベンの「ステイクロース」を知り、先週

読み終えた。

登場人物が沢山いて、でもその1人1人の個性があまり伝わってこなくて

読むのに苦労した。

書評を読むとボクとは正反対の人が多くいて、賞賛していた。

まぁボクには合わなかったと言うだけです。

でも、挽回の意味でもう一冊読んでみたい気がする作家ですね。

あ、肝心なことを言い忘れましたがStay closeとは「そばにいて」の意味です。

淋しくなるといつも君に「そばにいて欲しい」と思っている。

そんな郷愁の秋がもうそこまで来ています。

蜜蜂と遠雷

2018-06-04 17:50:31 | 本と作家
女優の芦田愛菜が最近読んだ本で恩田陸の「蜜蜂と遠雷」をあげていた。

愛菜ちゃんが読むならボクも読まなきゃと思い立ったが、初めての作家は

自分に合わないと嫌なのでとりあえず図書館に申し込んだ。

それが昨年の10月で700人くらいが待っていた。

借りられますよ!のメールが来たのが先週で、読み始めたのが木曜日。

サクサクと面白く読みすすめて土曜の夜に読み終えた。

クラッシックは曲名をいわれても、イメージが全然湧かないのが

不満でそれがわかったらもっと面白いので、主要な曲を聴いてみようかなと

読み終えた後考えていた。

検索したら、そう考える人が想像以上に多いのだろう「蜜蜂と遠雷ピアノ全集」が

発売されていました。

CD8枚組で¥4,000

聴くのはいいが途中で飽きてしまわないかが心配で迷っています。