本屋での定点観測にトーマス・ハリスは含まれていない。寡作だから毎回探すのは
徒労に終わるからだ。
最新作は「ハンニバル」。映画も見たけれど、小説には追いついていなかった。とい
うか、小説をまるのまま映画にしようとしたので、ストーリーをおっかけるのにいっぱい、
いっぱいでレクターとスターリングが表現しきれていなかった感がした。
トーマス・ハリスをはじめて読んだのは「ブラック・サンデー」アメフトの試合会場が
舞台になっていたのがきっかけ。その後「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」と続いた
が、「ブラック・サンデー」とは全然違った世界に同一作者かと驚いた覚えがある。
しかし、確かその2作の間に6年という月日が流れていたのを考えるとそれも納得で
きる。日本の作家ではとうてい考えられない。D・フランシスも1年1作だからこその
内容の濃さかもしれない。小説の収益構造が英語圏で広いのと日本語圏との違い
なのかな。
ちょっと、脱線したけれど「ハンニバル」はそれまでの2作に比べると内容が薄っぺら
い感じがした(あくまでも全2作との比較だが)。多分、レクターシリーズはこれで終わ
りなので、次回作をどんな題材で書いてくれるかとても楽しみだ。心配なのは次回作
が発表されるまで、ボクが生きていられるかどうかだな。
徒労に終わるからだ。
最新作は「ハンニバル」。映画も見たけれど、小説には追いついていなかった。とい
うか、小説をまるのまま映画にしようとしたので、ストーリーをおっかけるのにいっぱい、
いっぱいでレクターとスターリングが表現しきれていなかった感がした。
トーマス・ハリスをはじめて読んだのは「ブラック・サンデー」アメフトの試合会場が
舞台になっていたのがきっかけ。その後「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」と続いた
が、「ブラック・サンデー」とは全然違った世界に同一作者かと驚いた覚えがある。
しかし、確かその2作の間に6年という月日が流れていたのを考えるとそれも納得で
きる。日本の作家ではとうてい考えられない。D・フランシスも1年1作だからこその
内容の濃さかもしれない。小説の収益構造が英語圏で広いのと日本語圏との違い
なのかな。
ちょっと、脱線したけれど「ハンニバル」はそれまでの2作に比べると内容が薄っぺら
い感じがした(あくまでも全2作との比較だが)。多分、レクターシリーズはこれで終わ
りなので、次回作をどんな題材で書いてくれるかとても楽しみだ。心配なのは次回作
が発表されるまで、ボクが生きていられるかどうかだな。