人ごとながら

ワイフの母親が6月下旬に入院した。医者から余りかんばしくないですよと
言われたので、懸命に看病していた。手術して3週間後に退院をしたが、
10日後に検査してまた入院するようになるかもしれないと言われていた。

母親は弟夫婦が面倒見ているのだが、二人共に働いているので、ワイフが
退院後のケアに毎日片道2時間かけてかよって面倒を見ていた。
自宅から三重県まで電車を乗り継いで1時間、そこからバスに乗るのだが
田舎なので2時間に1本しか運行していない。

でも、あまり芳しくないと言われているので必死に通って面倒をみていた。
弟の嫁はパートなので4時頃には帰れるのだけれどなんだかんだと遅くなる。

それはいいとワイフがいう。

先日、4時過ぎに帰ってきた嫁が帰ろうとしているワイフに「お姉さんいつも
すみません。私、これから久しぶりに洗車するので早く帰ってきました」と
いって洗車を始めたそうだ。

ワイフが2時間に1本のバスに乗ろうと歩いて行こうとしているのに、平然と
洗車をする気持がわからない。

「いつもすみません。今日は早く帰ってきたので駅まで送ります」が普通人だ。

いつも薄っぺらな愛想を振りまくのであまり好きになれなかったがボクの嫁でも
ないしどうでもいいと思っていたが、人ごとながらその話を聞いて嫌いになった。

歌がひびかない

暑さのせいではないと思う。

歌を聴きたいと思わなくなってしまった。
歌が心に響かなくなってしまったのだ。

想いがあると自分の心象を歌に託し、歌を聴くと切なくなる。
センチなのでその切なさにひたるのが好きだった。

もう想いがなくなってしまったのかもしれない。

にんにく味噌

先週、蕎麦屋にいっておつまみに何がいいかとメニューを見ていたら
「たこぶつ　にんにく味噌」が好奇心をくすぐったので頼んでみた。
たこをふつうの醤油でなく、にんにく味噌をつけて食べるのだが思いのほか
美味しかった。ツマは大根の千切りでなくスライスでこれも味噌によく合った。
オヤジが「うちのにんにく味噌はちょっと違うんですよ」といっていたが
少し辛かったので豆板醤が多めだろうと感じた。

簡単だったら作ってみようと検索したら、にんにく、タマネギを油で炒めて
味噌、砂糖、お酒でのばすだけだったので作ってみた。
にんにく30g、タマネギ30gをすり下ろしてサラダ油で炒める。
砂糖65g、味噌125g、酒大2で20～30分こがさぬように練れば出来上がり。
そうそうお好みで豆板醤を少々。

キュウリやニンジンなど野菜スティックにもピッタリ。
是非、お試しあれ！

トマト、オクラ

夏真っ盛りで、野菜も毎日山ほど収穫がある。
といっても、両親がつくったのをもらうだけなの。

今一番美味しいのがトマトで、大好物だから冷やしたトマトに
塩をすり込みながらムシャムシャとかぶりつく。
市販の甘いトマトとは全然違う酸っぱさに満足しているが、
もう1週間もたてば終わりだろう。

オクラもよくとれるので、朝塩もみして軽く茹でる。
具なしの味噌汁に入れて、毎朝いただいている。
残りは夜鰹節と醤油をかけておつまみとして重宝している。

暑いけど、いい夏だ。

どきどきしながら２

昨日、松屋で遅い昼食をとっていた。
お気に入りの生姜焼き定食（サラダ、味噌汁付き580円）だ。

カウンターの二つ前の席に若い女性が食べ終えて座っていた。
自分の横左右の椅子に荷物を乗せていた。
（まあ、空いているからいいか）
ケータイで話し始めた。
（まあ、すいているからいいか）
終わったらアイシャドウを塗りだした。
（ムムッ！でもそれくらいならしょうがないか）
それが終わって、出て行くと思っていたが続いてマスカラを塗りだした。

店員を見たがじっと睨んでるだけで何も言わない。

ボクは食べながら心臓がバクバクしてきた。注意しようか、しまいか考
えながら食べているので味がわからない。
でも、化粧は一向に終息の気配がない。

「おい、あんた。化粧するなら他へ行ったら？ここは食べるところだぜ」
あー、言っちゃった。
どう、反応するかと思っていたら「ふん」という感じですぐにやめて荷物を
まとめて店を出て行った。

対面のおっさんが「よく言った」という顔をしていたが、本当は客にこんな
思いをさせないように店員が言ってほしかった。松屋だから無理か。

もう、年寄りなので食事ぐらい平穏に食べさせてほしいものだ。

夏風邪

暑いので、エアコンをつけているのに半裸状態で寝る。
寝るときは除湿にしてるがツケがきた。

夏風邪だ。
喉が痛くて咳が出る。熱は37.4度なのでたいしたことはない。

連休がだいなしだ。本でも読もっと！

食べました

何も世話をしなくて、たまに水やりだけの獅子唐を
収穫して食べました。
他に2，3個獅子唐が赤くなって出来てきたので母に
「何で赤くなるの？」と聞いたら肥料をやっていな
いので栄養が足りないとのこと。
また、1つ利口になりました。

味は市販のものと変わりないが、自分が作ったと思
うとひと味違うような気がした。
当たりはなかった。

ドキドキしながら

最近は桃色なニュースが多い。

やれ教師が盗撮しただの、痴漢したとか、痴漢にさせられたとか。

気が小さい世の男性諸氏は通勤でもドキドキしながら電車に乗っている。
同類の私も、以下の電車3原則を守っている。
1.女性のそばには近寄らない。
2.ドア側に立つ。
3.カバンとつり革を持っている。

さらに、この季節は1原則が増える。
4.女性を見ない。
女性の服装が節約気味なのでどこに目をやっていいかわからない。
でも、気になるのでチラチラ見るようになってしまい
「このエロオヤジ！！」という視線を浴びる。

いつも一番最悪を妄想している。

カバンと吊革を持っていたのに、電車の降りぎわに「この人痴漢です」と
手を捕らえられる。しかも、キレイな人ならともかく絶対に触りたくない
というような女性から痴漢扱いされたら人生最大の恥だ。警察官からもよ
くこんな女性を触れるな？という目で責められる。トホホ

なので、心からのお願いが電車を男女別々にしてほしい。

人生は波瀾万丈？

サラリーマン生活の後、自分で会社をはじめてから苦しい日々の連続だった。
毎月、毎月の資金繰りに追われ、ボーナスも出せない年もあった。
その時代は借金を返して、プラスマイナス０で人生が終われたら最高だと考え
ていた。

最近プラスで終われそうかなと思い始めたが、周りが騒々しい。

友人の会社が倒産して自己破産。遠い親戚の姪が借金苦でサラ金からの督促が
激しいと聞いた。ワイフの友人の子供は大学生の時に借金で失踪（最近でてきた
らしいが）。

ほとんどの人は平穏な人生を歩んでいると思っていたのに。
それとも、みんな騒々しいけれどそんな話をしないから平穏に見えるだけなの？

立て続けにそんな話を聞いたのでちょっと気持が重くなっている。

恋のはじまり

あの偶然がなければ恋は始まらなかったかもしれない。

友達の結婚式の翌日11月2日だった。
焼き肉を食べにいったけれど満員だったので、駐車場のフェンスに
寄りかかっていたら素敵な人が交差点を渡ろうとしていた。

暗かったので、間違ったらどうしようかと思ったが彼女を見間違う
はずはない。
「Kちゃーーん、Kちゃーーーん」

「ジョニーさん、どうしたんですか？」
「お店が混んでいてね。Kちゃんこそどうしたの？」
「出勤して仕事をしていたんです。私は要領が悪いので休みでも仕事を
　しないと………」

二人で話をしたのはこの日がはじめてだけれど、話はとまらない。

彼女は食いしん坊だったのを思いだして
「Kちゃん、そこのお寿司屋さんなら食べ放題でご馳走するよ」

（以下続く、不定期連載）