上・下巻ある本を買うときのスタイルは、まず下巻の解説を読んでみる。
それから上巻の出だしを読んで、いけそうだったら上巻を買うのだ。
もちろん、お気に入りの作家の場合は上・下巻まとめ買いだけどね。
新潮文庫の海外はたまに面白い作家が出てくるので好きだ。
この前、「侵入社員」(ジョゼフ フィンダー)の上・下巻をセオリー
どおりに上巻だけ買ったらとても面白くすぐ下巻を買って読了した。
IT業界に勤めている社員が不正の肩代わりに、ライバル企業に入らされ
秘密プロジェクトを元の会社に報告するというストーリー。
元の会社ではダメ社員だったが、ライバル企業にスカウトされるときには
やりて社員に仕立て上げられ、メッキが剥がれそうになったり、実力以上に
評価されたりハラハラドキドキでとても楽しめた。
なので、同じ作者の「解雇通告」をこの作者なら大丈夫と上・下巻買った。
ダメだった。
途中から面白くなるだろうからと、何度も言い聞かせ読み進んだが、
上巻の途中でダウン。
※あ、これはあくまでボクの個人的な感想なので、真に受けず
一度自分で試してくださいね。