ジョニーのメモリアルナイト

センチなジョニーの独り言

河瀬 直美さん

2007-08-04 12:19:54 | 言葉
カンヌ国際映画祭コンペティション部門グランプリに輝いた「殯(もがり)の森」の
監督 河瀬 直美さんの言葉。

「人生にはたくさんの困難がある。(中略)
 目に見えないもの………誰かの思い、光、風、亡くなった人の面影。
 私たちはそういうものに心の支えを見つけた時、たった一人でも立っていられる。
 そんな生き物だと思います。」
 

人生はトーナメントじゃない

2007-04-03 11:20:30 | 言葉
今朝の朝日新聞スポーツ欄コラムの言葉。
書いたのは西村欣也で、この人のプロ野球に対する見識にはいつも共感を覚える。

タイトルは「43歳と18歳」
先日の巨人戦に登板してめった打ちされた43歳のベイスターズの工藤公康投手と同じく
公式戦初登板でKOされた18歳の楽天マー君について書いたコラムのなかの言葉。

「人生はトーナメントじゃない。負けても、負けても前へ進むことができる」

PLAYBACK

2006-08-02 14:51:07 | 言葉

レイモンド・チャンドラー「プレイバック」の台詞はコマーシャルに使われて、一時みんなが知る言葉となった。CMなので、時代とともに流れていき今どれだけの人がこの言葉を覚えているだろう。

CMに使われると安っぽくなってしまうが、ボクの信条となっている言葉でもある。若くして亡くなってしまった友人の結婚式スピーチでお祝いにこの言葉を贈ったが、まだ若造だったので全然重みがなかった。

私立探偵マーロウが女のために色々してやった後に「あなたはどうしてそんなにやさしくなれるの?」と聞かれる。それにこたえて

「しっかりしていなければ生きていけない。やさしくなければ生きていく資格がない」




早川義男さんの日記

2006-07-05 12:51:32 | 言葉
早川義男さんの日記を読んでいたら写真についてこう書いていた。「荒木経惟さんのように、空を写すだけで自分を表現することが出来ればいいのだが。僕が空を写してもただの空だ。」


何回もいっているが、影響をうけやすいたちだ。このデジカメだって早川義男さんのホームページに影響されて買ったみたいなものだ。写真がすごくきれいで、見ていると何かを伝えようとしているのがわかる。でも、写真の撮り方はオートで撮ると書いてあったので、じゃあボクにも同じように撮れるかな?と買ったのだ。

この写真をみてもただの梅雨の合間の空だ。自分は表現できていない。

迷宮美術館

2006-03-19 15:37:57 | 言葉
先週の日曜日、BS-2の「アートエンタテイメント迷宮美術館」を見た。ピカソの「ゲルニカ」が取り上げられていた。ゲルニカが完成するまでの1ヶ月の試行錯誤が、習作を取り上げつつ解説されていたので非常に分かり易かった。どういう意図でこの表現になったのかがわかると、絵の見方が変わるのでとても楽しめた。

国連にゲルニカのレプリカがあって、イラク戦争が始まってからはこの絵に白布がかけられていたというエピソードが紹介され、この絵に対するリスペクトが感じられてボクは思わず「ウン、ウン」とうなずいていた。

コメンテイターとして出演していた浅井晋平がゲルニカを評しての一言。
「現実は衝撃的かもしれないけれど、感動的ではない」
気に入ったので、メモをとっておいたけれど一夜空けたらそれほど感動的な文句ではなかったな。


言葉のチカラ

2006-03-14 12:50:18 | 言葉
言葉は
感情的で、
残酷で、
ときに無力だ。

それでも
私たちは信じている
言葉のチカラを。

朝日新聞の広告のコピーだ。TVでは、9.11の炎上するビルや、子供が銃を持った映像にかぶさって流れるコメント。地下鉄の広告では、地震で崩壊した道路の写真にこのコピーがのっかている。

余分なものをそぎ落としたシンプルでとても訴求力の強い良いコピーで、言葉の重さやチカラを考えさせられる。

秀逸と思うのは最後の「力」を「チカラ」と片仮名にしたところだ。これが漢字だったら力強さが伝わらなかったと思える。