フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

CD BOOK フルートは歌う

2009年10月05日 | 恩師 増永弘昭先生
恩師 増永弘昭先生の本 が出来ました。 
表紙はこんな感じ。



本の最後にCDが付いています。



リサイタルのアンコール集のCDのほかに、遺稿論文 追悼文集が一緒になっています。




遺稿論文 目次 より 一部載せておきますね。

前書き
『息』について
デジタルとアナログについて

1 フルートはどうして音がでるのか?
a) 共鳴
b) 開管振動
c) 空気柱の延伸(開端効果)
d) cis2の音程は悪いのか?
e) フルートはどうしてベルを持たないのか?
f) 楽器の材質について

2 倍音について
a) 自然倍音列
b) 音色と倍音スペクトル
c) 倍音と和声感
d) 日本人と和声感

3 歌口
a) 歌口の形
b) 歌口のプレート

こんな感じで 6 まで続きます。 
一般の発売は10月末からです。定価は3,000円(税別)

1 の フルートはどうして音がでるのか?の項は必読です。
先生にこれを教わった時に
ビックリしたのを良く覚えています。
言われてみたら当たり前のことだけど
納得すれば当然なのだけれども、

笛吹きは、けっこう魔法で笛が鳴っていると
勘違いしている向きがあるようにも思えるからです。
マニアなフルートファンの皆様、ぜひお手元に
                         

2 コメント

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1992/8/7 (笛をオモチヤにした男)
2009-10-10 18:19:00
「笛はカルマン渦による気中の振動」原理は知っていた。
パームホールの最後尾にて聴いたドップラーお々!この方に教えを、・・・携帯カセットで今も楽しんでいる。
笛の吹き方が分からず空白の17年が過ぎた。
「フルートは歌う」もう一度トライしよう。喜寿には無理か、ガックリ!

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笛の吹き方 (管理人)
2009-10-10 21:53:09
しばらく何のことやら分かりませんでしたが、
1992年のパームホールの初リサイタルを
聴きに来てくださっていたんですね。
ありがとうございます。
そういえばドップラーやりましたっけ。

物理的条件が整えば笛はますます良く鳴ります。
仕組みが分かるとどんどん吹きやすくなって行きます。
あきらめずにぜひトライしてみてくださいませ。
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