I LOVE HARLEY! の独り言




本日、「潜水服は蝶の夢を見る」と「君のためなら千回でも」を鑑賞してきました。

「潜水服は蝶の夢を見る」は、ファッション誌「エル」の編集長として活躍していたジャン=ドミニック・ボビーが脳梗塞により体の自由を奪われながらも、20万回の瞬きによって自伝小説を書き上げた実話を映画化したものだそうです。
意識や知力は元のままなのに、身体を動かせない、話ができないという絶望感から、死にたいと思った彼。
しかし、唯一できる瞬きによってコミュニケーション手段を得た彼は、想像力と記憶によって自分は自由に生きることができると思えるようになります。
蝶がさなぎから抜け出して自由に飛び回るように、彼の意識は自由を得ることができました。
そして、20万回の瞬きによって自伝小説を書き上げます。
不幸に見舞われた人生も、意識の自由を得た彼の人間臭さによって、それほど暗いものとしてではなく、「生」とは輝きに満ちていると言わんばかりに描かれています。
健康で暮らしていると気が付かない「生」の輝きや「ありがたさ」を、私達はかみしめて大事にして生きていかなくてはなりません。

「君のためなら千回でも」は、兄弟同然に育った、アフガニスタンの裕福な家庭の一人息子アミールと召使いの息子ハッサンの友情とある出来事によって生じた亀裂、また、二人の関係がソ連のアフガン侵攻やその後のタリバン支配により翻弄されながらも、最後は春に向かっていくというお話です。
二人の間にできた亀裂を修復できないまま時が過ぎ、アミールは父とハッサンから教えられた勇気によって、子供の頃の過ちに対して贖罪を果たそうとします。
子供時代を演じた子役達がとても素晴らしかったです。

本日の2作品は結構重たい作品でした。
特に「潜水服・・・」は、先日亡くなった友人のことを思い浮かべてしまいました。
彼女にはそんな意識の自由を感じる時間もないほど、あっという間の最期だったと思うと、辛くなってしまいました。
彼女のためにも私達は、毎日を懸命に生きなくてはなりません。


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本日、映画鑑賞後帰宅時、71.0Kgでした。
以上。

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