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読書リスト 2006.7月 後編

2006年08月03日 | 
シュガータイム  小川洋子

過食症?では・・・ないな。

すさまじい食欲と、それに見合う量の食事&お菓子。

延々と食べ続けてしまう。

でも、不思議と太らない。

この膨大な量の食料は一体いずこに行くのか・・・。

そして、なぜ、こんなにも異常とも思える食欲が起こるようになったのか。

思い当たることは、特に無い。

でも、無いと思ってるだけで、本当はあるのだろうか。

いや、あるだろう。

みたいな話。

具体的な病名はないけど、精神的に病んでるな感が漂ってる本でした。

それにしても、不謹慎にも食べても太らないことがちょっと羨ましい。

なんて思ってしまいました。

O&A   恩田陸



題名どおり、質問と回答で延々と綴られていく。

Mというデパートで起こった大量死亡事件?事故?

どういう状況で、大量の人が死に至る大規模な出来事が起こったのか。

原因はない。

いや、明確な原因がない。

人は、いつも何かの出来事には、原因(犯人)を必要とする。

原因不明では納得しない(特に遺族は)

人間の集団心理を操った犯罪?

呪い?

それとも、単なる偶然?

様々な「O&A」から真実は探り当てられるのか・・・・
なかなか面白かった

気になった文面を。

私はあの日、自分では何の努力もせず、金がない金がないと私達に無心してくる息子達と同じぐらいの、あそこに集まっている若いファミリー層を憎悪していたのさ。しかし、私には分かっていた、彼らだって私達を憎悪していたのだ。

金儲けに汲々とし、モノを手に入れることばかりに邁進して、ちっともいい社会を築いてこなかった私達の世代。
金を使い、モノを手に入れ、消費することが幸せだ、学歴が大切だ、勉強さえしていればいい、横並びが一番だから余計なことは考えるなと刷り込んで、
私達が、生活技術も思考能力も、生きる知恵を与えてこなかったことを、彼らは恨んでいる。

あの日、あの場所(Mデパート)は憎悪に満ちていた。

彼らは、自分達の子供も憎んでいた。
子供達さえいなければ、自分たちのためにお金を使えるし、キャリアアップだってできるのに、どうして自分の時間を犠牲にして金食い虫である子供達に奉仕しなければならないのか。
子供が薄情なのは、我が身を振り返ればよく知っているから、自分達の将来の世話など期待できないことを、彼らは誰よりもよく承知している。
先の見えない不況で、外は寒く、誰もがいらいらしていた。

現代の空気を上手く表現できていると思った。

コメント
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