昨日、11月12日14:30から川崎市教育文化会館大ホールで、「第80回沖縄芸能大会」が開催されると書きましたが、わずかな情報しかない中で、唯一わかっているのが、「汀間とぅ」(てぃーまとぅ)が演奏されるということ。これは「汀間節」という曲と「月の夜節」の2曲がセットになっているようですが、工工四を見ると「月の夜節」の調弦は「三下げ」(二揚げでも可)と書いてある。ということは、一の弦(男弦)を使用しないということですね。実際「合」「乙」「老」の文字は一切見つかりません。一方「汀間節」はどうかと見てみると「三下げ」とだけ書いてある。そして、こちらも「合」「乙」「老」の文字は見つかりません。結局、どちらも「三下げ」で尚且つ「二揚げでも可」ということですね。それにしても、ギターなんぞは6本の弦をもっているのに対して、三線はわずか3本の弦で歌の伴奏を務めているわけで、更にそのうちの2本の弦だけでも充分な伴奏ができてしまうとは。楽器の構造が単純な方が逆に色んな可能性を秘めているということでしょうか。