フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

ダリ展と日本画速水御舟展 ぶらり美術館めぐり @東京その2

2016年11月23日 | 旅行

美術館めぐり2日目

今日もたくさん歩くので
朝はホテルの朝食でエネルギー補給です



コーヒーはお代わりして、二杯
ヨーグルトも頂きました(^^)

昨日とは打って変わって、今日は気温がぐっと低い予報

ホテルのレストランから見る
外の風景も寒そうです



でも、道行く人がほとんどダウンコートにマフラーを巻いているのを見て
若干ホッとしました(笑)

暑くて着ないコートを手に抱えるよりは
着た方が楽ですものね〜

さて、今日の予定

まずは乃木坂にある国立新美術館で開催中の
ダリ展

その後、マリーアントワネット展も見たかったのですが、結局、恵比寿の山種美術館
速水御舟の全貌展

を観ることにしました

今まで何度も東京の美術館めぐりはしていますが、実は国立新美術館を訪れるのは、初めてです

ナビタイム頼りに、山手線と、
東京メトロ千代田線に乗って何とか到着!



展覧会の開始時間は10時なので、
10時半前に着けば大丈夫と思いきや…



ええ〜〜?!凄い列ができています!



日本では10年ぶりとなる回顧展なのでそうですが、
オブジェや書籍、映像などの作品で構成される
日本では過去最大規模のダリ展

12月12日までの会期なので、
見逃すまいと観覧にくる人が多いのでしょう

ダリ
初期の作品はまだ普通(私にでも理解できるという意味です(^^;;)ですが、
だんだん「へぇー」「ほぉー」「ふぅーん??」
「ひぇー!」

その時々の社会的背景や共に過ごした仲間達に
影響を受け、刺激を受け、どんどん作品の雰囲気が変わっていく様は、
見ていて興味深いものでした

さて、この後は恵比寿へ

入館した入り口とは違う正門から出て
地下鉄日比谷線の六本木駅へ向かいます

振り返って国立新美術館の建物を📷



立派な外観ですね〜



今回最後の美術館は、
日本画専門の美術館「山種美術館」です

このブログで何度か紹介していると思いますが
こじんまりとはしていますが、
私はこの美術館で、日本画の認識が変わりました(^^)

今回は「速水御舟の全貌」

速水御舟

あまり聞きなれない名前だと思います
明治から昭和にかけてわずか40歳で亡くなるまで
多くの名作を残した画家です

写実的、緻密な描写は目を疑うほど
そして徐々に象徴的、装飾的な表現へと
作品は変わっていきます



山種美術館のパンフレットの表紙になっている作品は「炎舞」

重要文化財になっている作品です

山種美術館はこの「炎舞」も含めて、
速水御舟の作品を120点以上所蔵しているのです

初期の頃から40歳で亡くなるまでの
代表的な作品が網羅された今回の展覧会
素晴らしかったですよ〜〜

私のお気に入りはこちらの屏風絵

「翠苔緑芝」



この紫陽花の花の色
1つ1つ全部違う、素晴らしいの一言でした

山種美術館でいつも楽しみにしているのが
併設の「カフェ 椿」で頂く和菓子とお茶です

開催中の展覧会に応じて
特別にオーダーされた和菓子が頂けるのです

もちろん私は「翠苔緑芝」にちなんだ
「緑のかげ」



実物はこちら



コーヒーともよく合いましたよ^_−☆


さあ、これで今回の美術館めぐりは終了です

2日間で4つの展覧会
ジャンルは様々でしたが、色々な作品に触れられて、とても楽しかったです
また、画家たちの生き様を知り、私もまだまだこれからだ、なーんて
ちょっぴり思いました(*ˊૢᵕˋૢ*)

さあ、神戸に帰ろうっと!
また明日からお花のレッスン!





















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ゴッホとゴーギャン展 ぶらり美術館めぐり @東京 その1

2016年11月23日 | 旅行

今日は勤労感謝の日

いつものレッスンはお休みです
偶然にも昨日はレッスン会場の関係で
レッスンが開催が出来なかったので、
この2日間を利用して、
秋の東京美術館めぐりをしています

昨日は神戸空港9:20発で
羽田には10時半頃には到着

取り敢えず宿泊ホテルに荷物を預けることにしました

余談ですが、私がいつも利用するホテルは
田町にある グレイスリー田町
ミシュランガイドに5年連続で
快適なホテルとして掲載されているホテルです

綺麗で快適、スタッフの応対も素晴らしい
そして、朝食も美味しい(^^)

駅からも徒歩4分でとても便利な場所にあるので
それほどの時間ロスにもなりません


さて
今回の美術館めぐりの予定は

東京都美術館 「ゴッホとゴーギャン展」
国立西洋美術館 「クラーナハ展」
国立新美術館 「ダリ展」

この三展覧会は必ず見たい!
あと時間的にはもう1つ

森アーツセンターギャラリー 「マリーアントワネット展」
または
山種美術館 「速水御舟の全貌」のどちらか

と、決めて来ました(^^)

さて、昨日はまずは上野にある東京都美術館、
国立西洋美術館のニ展覧会を見ました

上野駅
平日なのに、上野はいつも人がいっぱいです



上野公園の中も平日なのにとても人が多い!



東京都美術館へ近づくに連れて、どんどん人が多くなっています

紅葉がキレイです🍁



(写真は人通りが切れた瞬間を写しています(^^;;)





ゴッホとゴーギャン
その生い立ちや絵画表現が全く違う2人の画家
その作品の特徴に焦点を当てつつ、同時に観ることが出来る展覧会は日本初だとか

2人は南仏アルルで2ヶ月ほどの共同生活を送り、
共に制作し、また、互いに議論を交わしながら
お互いを刺激しあって作品制作をしたそうです
その時の作品も何点が出展されており、
とても興味深く観ることが出来ました

ゴッホがゴーギャンのために描いた「ひまわり」も、展示しれていました

来て良かったです(^^)





ゆっくり観覧し、美術館内のカフェで軽く休憩をした後は、
同じく上野公園内日本ある国立西洋美術館へ





国立西洋美術館、私の大好きな美術館です
つい先日、世界文化遺産にも登録された
建築物としても素晴らしい美術館

こちらで開催中の「クラーナハ展」

クラーナハ
北方ルネサンスを代表するドイツ人画家の一人
官能的な女性の裸体表現で有名である一方、
マルティンルターなと、同時代の多くの著名人の肖像画も描き残しました

クラーナハの描く女性の眼差しは
どこか冷めた、こちら側の心を見透かしているような眼差しです

しかし、500年もの時を超えても
その冷たい眼差しには惹きつけられるものを
感じます



宮廷画家でもあったクラーナハは
多くの女性の肖像画も描きました

その女性たちか身につけている衣装や装身具
その細部にわたる緻密な描写が大変素晴らしく
私はどちらかというと
ネックレスや指輪に目が行ってしまいました(^^;;



クラーナハ展を見た後は、
久しぶりに常設展も観ることにしました

国立西洋美術館は松方コレクションを展示するために出来た美術館
常設展示作品も、素晴らしいものがたくさんあります

特にモネの作品は12点が収蔵されています
作品によって、写真撮影オーケーのものもあって
嬉しい😃!










ゆっくりこの美術館をまわって
外に出てみると、もう薄っすらと暗くなっています


この日
気温が20度もあり、とても暑い1日でした
薄手のダウンを着てきたのが
もう邪魔になって😩

普段のレッスンの時の何倍も歩いて
足は痛いけれど

でも
充実した1日でしたよ^_−☆

5時過ぎに、宿泊ホテルに戻りました











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焼き物めぐりの旅 〜おしゃれなモダンな波佐見焼〜 その1

2016年11月05日 | 旅行


11月4日5日の最初の週末を利用して、
夫と九州は長崎県の波佐見町へ来ています

波佐見〔はさみ〕町
お隣りは有田焼の産地佐賀県有田町です

波佐見も、400年もの間、焼き物の里として歴史を重ねてきた町です

春のゴールデンウイークの時に行われる有田焼陶器市の時に、同時に波佐見でも波佐見陶器まつりが行われ、陶器まつり開催中の1週間の間には何と全国から35万人もの人が訪れるそうです



波佐見焼
近年、色々な女性向け雑誌でも紹介されているので、波佐見焼という名前はよく耳にするようになってきました

カラフルな物からシンプルモダンな物まで
バリエーションは豊富、
そしてお値段はお手頃
家の食卓がオシャレなおうちカフェ風になるかもです〔笑〕

そんな波佐見焼に出会いたくて、
初めて波佐見へやってきました

今回は、というか、今回も旅の予定をプランニングしてくれたのは夫
私は全く何の下調べもせずに来ています

初めての波佐見焼の旅
のんびり二人で焼き物めぐり
楽しみです✺◟(∗❛ัᴗ❛ั∗)◞✺


昼頃に福岡空港に到着
福岡空港でレンタカーを借り、高速へ



長崎自動車道の波佐見・有田インターチェンジで下ります

インターを降りると、可愛い看板が目の前に



波佐見焼始まりの地として多くの窯元が集まるエリア、中尾山へ向かいました



中尾山の一番奥の高台にある「中尾山交流館」



こちらでは、中尾山にある波佐見焼の窯元の作品が一度に見られます









可愛い!シンプル!どれも気になる気になる〜🎶

車を交流館の駐車場に置いたまま、散策がてら、早速窯元さんのギャラリーを少しのぞいてみることにしました

まずは
「一真陶苑」

交流館で見た、一番最初にステキ!と思った窯元さんのギャラリーです

白磁手彫りがとても美しい磁器です
シンプルですが、1つ1つ丁寧にカンナを使い分けて施された地模様はどれ1つとして同じものがなく、手作り感がたっぷりです






一輪挿しも可愛いのがありますねー(^^)




正規品でも定価よりかなりお安く分けていただけます

私たちはパスタなどを盛り付けられるような大ぶりの皿、今風のスクエアの取り皿、ワイン用グラス、箸置きを、購入しましたが、何とおまけに丸っこい多用途に使える湯のみのようなコップも付けて頂きました(*ˊૢᵕˋૢ*)



一真さんを出て、のんびり坂道を下って行くと八百屋さんのようなお店の店先にミカンや柿など
大きな袋に詰められているのを発見





値段を見てビックリ!

え?!大きなミカンが10個入って¥248!

喉が渇いていたので、思わず買ってしまいました(^^;;

自販機で缶コーヒー買うよりもお安いですもの(^^;;







焼き物の町の雰囲気たっぷりです(^^)


二件目のギャラリーは
「一龍陶苑」





ギャラリーの玄関先がとっても可愛いです😍











こちらでも、交流館で見た気になる食器を購入

私の好きなブルーと黄緑のプレート、小鉢、箸置きを夫の分と色違いで揃えました

時間を見るともう5時前!


でも、もう少し町の中を歩いてから車を停めている交流館へ戻る事に





この陶板が貼ってある手すりの境目境目には
こんな多肉植物の鉢物が飾ってあります



見事!



アイビーとのコラボ!



これはヤシ?それともシュロ?

坂道で陽当たりがとっても良いのでしょうね〜

こんな多肉だらけのところも



ブラブラと坂道を登りながら交流館のところまで戻って、今日の波佐見焼めぐりは終わりです(^^)

車で今夜の宿泊ホテルへ移動

宿泊する宿は
ホテルブリスヴィラ波佐見



波佐見の町には、殆ど宿泊施設がなく、
唯一と言っていいぐらいのホテルです
まだオープンして一年半ほどなのでとても設備や建物が綺麗です(^^)





ビジネスホテルよりはかなりレベルの高い感じで
清潔で気持ちよく過ごせるホテルのようです

お値段はビジネスホテル並みでとてもリーズナブル🎶

ハウステンボスまで車で30分という距離なので
ハウステンボスのチケット付きプランもあるようですよ^_−☆

今日買った食器は早速宅配便で自宅へ送る事に
かなりかさばりますから〜

明日は、波佐見焼の有名ブランド
白山陶器の本社ショールームへ最初に行く予定です


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今が旬!松茸会席@丹波と500万本コスモス畑

2016年10月15日 | 旅行

10月3週目の土曜日
やっと秋の爽やかな天気になりました

綺麗な青空、カラッとした秋の空気
いよいよ待ちに待った秋!

秋は色々な所でイベントがたくさん開催されます(^^)

美術館巡りもしたいし、美味しい旬のものもあじわいたいし、秋ならではの自然の風景にも触れたいし…

限られた自由時間の中ですが
目一杯楽しみたいですよね^_−☆

さて、絶好の行楽日和の今日、夫と娘と一緒に丹波へ出かけました


今日の予定は、まずはランチ!
丹波にある「ユニトピアささやま」のレストランで「松茸会席」をいただきます

その後は、同じ丹波の清住にあるコスモス園に行って500万本のコスモスを見る、というコースです



「ユニトピアささやま」
名前は聞いたことはありましたが、実際にどのような施設なのかは全く知りませんでした

「パナソニックグループ労働組合連合会 休暇村」なのだそうです
一般の利用はもちろん可能です
宿泊もできるし日帰り温泉もあります
国民休暇村のような感じというところでしょうか

「ユニトピアささやま」へは、舞鶴若狭自動車道の「丹南篠山口」インターで降り、地道で20分ほど
今日は「第39回丹波焼陶器まつり」と重なったせいか、
この丹南篠山口インター出口で1キロの渋滞がありました

少し時間をロスしてしまいましたが、
12時の予約時間には遅れることなく到着

こちらのレストランで今が旬の「松茸会席」をいただきました



全部で13品
ランチとしてはとてもボリュームがあります(^◇^;)
普段、時間が無くてお昼抜きの事が多い私
全部食べられるかどうか心配でしたが最後の松茸ごはん以外は完食です(^ ^)
とっても美味しかったです



松茸ごはんは一人に一釜
当然食べきることはできない量でしたが、
持ち帰りできるという事なので、余ったごはんは折につめて持って帰りました😃

食後はレストランを出て少し散歩を楽しみました
目の前にあるのは「八代湖」
青い空、そして緑豊かな山との風景は
キレイ〜
絵葉書のようで、歩いてみたくなります



夫と娘
桜の木がたくさんある「桜公園」
春はきっと桜の花が綺麗でしょうね〜



とても綺麗な赤色のトンボ
目まで赤い!種類は分かりません😅







紫陽花が綺麗な色のまま残っています
持って帰りたいなぁー








足下がフカフカ🎶
この小さな葉の草は何でしょう?
桜の枯葉を踏むとカサカサ音がして
楽しいです



時間を見ると、1時40分
もうすこしここでノンビリしたかったのですが、
「清住コスモス園」へ向かう時間です



「ユニトピアささやま」から地道を走る事40分
カーナビ頼りに走ってると、本当にこんな所にコスモス園があるのかしら?と、ちょっと不安になります

走れど走れどのんびりとした田舎の風景
道の両側は畑や稲刈りの終わった田んぼで、時々、
「コスモス園はこちら」という手書きの看板が出ていて、それを見るとホッとするのです

と、突然
ピンクの平面が見えてきました
「うわ〜〜(^^)すご〜い!」
娘と同時に叫んでいました(笑)



7ヘクタールの土地に500万本!
向こうの向こうまで、ずーっとコスモスです!
駐車場の台数が少なく、入れない車は道路の路肩に寄せて駐車です
観光バスも来ています












ところどころ、ススキが植えられていますが、
これだけボリュームがあると
ススキも美しいです
太陽のひかりを受けてキラキラ輝いています



コスモスには青空!








キバナコスモスもありました




オレンジ色が青空によく映えます




車がコスモスに埋まっているみたいですね(^^;;




いや〜、とにかくキレイでした〜!

今日は本当にお天気が良く、
お出かけには最適な一日でした(*ˊૢᵕˋૢ*)











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「京都迎賓館」

2016年10月10日 | 旅行


10月になっても、まだ少し蒸し暑さが残る3連休の初日

今日は夫と二人で京都へ出かけてきました

「京都迎賓館」の見学です
10月は「ガイドツアー」といって、係員の案内で各部屋を観覧する方式で、
所要時間はおおよそ60分です

当日に現地で整理券をもらい、指定された時間に観覧することもできますが、
私たちは事前に希望時間帯をネットで申し込んでおきました




このパンフレットの裏側に、「建築の目的」が記されています

   京都迎賓館は、海外からの賓客に対し歴史的・文化的側面も含めた幅広い対日理解を醸成するため、
  歴史的・文化的資産の蓄積が大きい京都の地に、国の迎賓施設として建設されたもの



「東京にある迎賓館赤坂離宮とともに、国公賓などの賓客の接遇の場としての役割を果たす」施設ということなので、
入場の際のチェックが非常に厳重なのに、驚きました

空港のような金属探知機によるボデイチェックと、
手荷物にはX線検査があります

また、館内に持って入る手荷物の大きさも決められているので、それよりも大きいバッグなどは
コインロッカーに預けることになります

30名から40名ほどを1グループとし、ガイドさんが1名付き、
15分間隔で入場し、そのグループから外れてはいけないのです

施設内は基本的にはどこでも写真撮影はOK!ですが、
フラッシュと動画はNGです

日本の伝統技能の塊とも言える「京都迎賓館」
入場の際の厳しいチェックはありますが、見る価値は十分あります(^_^)


こちらが正面玄関になります

左右にはスリッパに履き替え、自分の靴を入れるロッカーがずらり





中に入ると、天井からの照明はそれほど明るくはありません
至る所にこのような行灯がありますが、もちろん、この行灯も京指物です

この形は折り紙をイメージしているそうです




すぐに「聚楽の間」です
ロビーとして位置付けされる空間だそうですが、こちらに置かれている椅子、テーブルも京指物という技能を用いているとか








「夕映えの間」
大臣会合などの会議、晩餐会の待合として使用されるそうです

綴れ織の技法を用いた織物が東西の壁面を飾っています

京都の東にそびえる比叡山を月が照らす様を描いた「比叡月映」




京都の西に連なる愛宕山に夕日が沈む様を描いた「愛宕夕照」



どちらも縦2.3メートル、横8.6メートルの大きな織物なのです!
遠目からではわかりませんが、近づいてみるとその細かな織に驚きます

「愛宕夕照」を作る際の下絵と織色見本がありました





すごいですね〜、微妙な色の変化を出すのに織糸をその都度その都度変えていくのですね
一体どれだけの時間がかかったのか、想像できません


漆に螺鈿細工のチェストとでも言うのでしょうか、顔が映るぐらいピカピカです





「藤の間」

洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用される、京都迎賓館では最も大きな部屋だそうです

このようなテーブルセッティングをするようです(^_^)



「藤の間」の由来ともなる壁面を飾る織物



写真ではなかなかその大きさが伝わらないのが残念ですが、縦3.1メートル、横16.6メートルの綴れ織の織物です
あまりに大きすぎて、全体を視野に収めるのが難しいです

藤の幹のまわりには39種類の花が描かれています
もちろん、どれも日本の花です(^_^)



足元の絨毯の模様は壁面を飾る大きな藤の花の花弁がヒラヒラと舞い落ちてきた様を表しているそうです
素敵です



「藤の間」にも飾り棚があります
藤の花を模した漆塗りです



この「藤の間」から一度バックヤードに入ります
普段は公開されていない厨房もちらっと見学



当然ですが、ピッカピカです



ここまで見学して、かなり圧倒されましたが、次の部屋が圧巻です

「桐の間」

和食をを提供する「和の晩餐室」で、24名までの会食が可能で、京料理でおもてなしをする部屋です
52畳の和室です



このように長いテーブルがあるのですね〜!(◎_◎;)
長さ12メートルの一枚板
総漆仕上げです
漆の仕上げで最後は職人さんが自分の手で磨きあげるそうですが、
なんと摩擦で火傷をしたそうです



海外からの賓客を招くわけですから、和室とはいえ、正座は無理です
足がちゃんと伸ばせるように、掘りごたつのようなしつらえになっています

また、座椅子も漆、肘掛も漆
全てが漆塗りです





座椅子背もたれの裏側や釘隠に「五七の桐」紋が使われています

私は知らなかったのですが、もともと桐紋は天皇家が使っていた紋章ですが、
明治時代の政府が桐紋を使い出し、日本国政府の紋章として使用されるようになったそうです


この和室から見える庭園



庇が長いのは、背の高い外国の賓客の方が庭を見るとき、庇が長い方が庭の奥行きをより深く感じるようにする工夫だそうです

なるほど、そう言われると、庇が長い方が奥深く見えますね〜


「廊橋」

東西の建物をつなぐ橋です



廊橋の中央から見た池





大変りっぱな鯉がたくさん泳いでいますが、こちらの鯉は中越大地震の際に、被害を受けた山古志村で養殖していた鯉を買い取ったそうです

本当に大きな綺麗な鯉がたくさん優雅に泳いでいました

「和船」



「廊橋」を渡ったところに和船乗り場があります
さきほどの池を時計回りに回遊する船で、ブータン国王が来日した際、乗られたそうです

ガイドツアーはこの和船乗り場で終了です
時計を見ると、きっちり60分経っていました

「歴史的・文化的側面も含めた幅広い対日理解を醸成するため、歴史的・文化的資産の蓄積が大きい京都の地に建設された」
京都迎賓館

館内のしつらえ、調度品など決して他では見ることのできないものばかりです
日本人である私たちでさえ、「へぇ〜!」と、驚きとため息が出るものばかり

一度は見ておく価値はあると思います

2016年から東京の赤坂離宮迎賓館と共に、年間通しての公開日がかなり増えていますので、
チャンスがあれば是非訪れてみてほしいと思います


最後に正門です



この正門から入れるのは、国が招く賓客だけなのだそうです






















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