絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

「がんばれ!ミスター・キム」を見終えて

2014年10月16日 02時18分28秒 | Weblog
ドラマの後半のほう、もう泣けて泣けて・・・
韓国ドラマの伝統!?玉の輿話を打ち破り、ミスター・キムが信念を貫く姿が
深く心に残るドラマだった。

韓ドラでは、親が子供にいつも裏切られる。
なぜか、子供はいつも親の期待を裏切った行動をとる。
建前上は親の意見が絶対の社会ということになっていても、現実はとことん子供がしたい放題して
最後は親が折れて、万々歳だというパターンが多い。
なんなんだろう?といつも思う。
現実は親が絶対、ということの裏返しなんだろうか?

人が、親として子として人としてまっとうに生きることがなぜできない?
なぜ、子は親を裏切り傷つけ踏みつけて成長するみたいな筋書ばかりなんだ?
とか、作り話なのに疑問を持っていた。
そういう国柄なのか?とか、儒教の精神はどこ行った?とか・・・

しかーし、、、
ミスター・キムは違っていたね。
さまざまな「金の誘惑」を振り切って、越えがたい「自己の感情」を乗り越えて
人としてまっとうに生きる道を選択した。
その結果どうなるかは、視聴者の想像に任せる形でお話は終わっている。
ミスター・キムはお話の中の人物だけど
彼に喜びの春が訪れるのを願わずにはいられない。

ひとつ文句付けるなら、、、主役級の人の演技がイマイチ。。。(笑)