FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>中級

2013-03-24 16:17:38 | クライミングレッスン報告
3月10日(日)
メンバー:たけくん(小3)、ユキちゃん(小4)、タクミ(中1)、コーヘイ(中1)

今日のエリアは、奥多摩の御岳ボルダー。
渓谷に点在する岩にボルダリング課題が多数あり、関東では有名なボルダーエリアだ。
9時半に「マミ岩」に集合。
中級になると、直接クライミングするエリアに集合してもらったりする。
特に中学生たちには何人かで集まって、自分たちだけでトポを見ながら集合場所まで来てもらっている。
将来自分たちだけで登りに行くための練習である。

駐車場から現地に行く途中でみんなとバッタリ
エリアは、かなりの混雑だった
少し休んでから、各自で準備体操やストレッチを行い、「玄関岩」でアップ開始。

岩の弱点をついて、登りやすそうなところを何箇所か登り、
体が動いて来たところで「ルーフ」3級に全員でトライ。
背中がつきそうな低いルーフをトラバースするこの課題は、子どもたちも怖くないので、
このエリアの入門課題にしている。

一番小さいたけくんはハングを途中から上部に逃げて一撃
タクミが少し苦労したが、他のメンバーも全員クリアした


次に「マミ岩」に移動
他にもトライ中のクライマーが数人いたので、入れてもらう際のマナーを子どもたちに伝え、
4級から一人一人トライ開始。
6級、4級と次々に完登
みんな強くなったな~
以前ここに来た時は、中級に上がったばかりのユキちゃんは怖がってほとんど登れなかったのだが
今日はまるで別人のように積極的にトライを重ねていた


お昼休みをはさんで、今度はマミ岩の少しハードな課題にトライ
タクミは右の3級にトライ開始。
コーヘイがやっていた、カンテの甘いホールドをヒールで処理して上部のカチを取りに行くムーブに決め、何度もトライを重ねるがなにせ久々の外岩。
すぐに体がヨレて来てヒールが決まらなくなってきた


たけくんとユキちゃんは横に広いこの3級は早々にあきらめる。
「他に何か良い課題ないですか?」とユキちゃんが聞くので、「マミトラバース」2級を勧めてみる。
トラバース課題なので核心があまり高くない上に、体の使い方や重心移動、ムーブの組み立てなどの良い練習になるのだ。
二人ともスイッチが入って猛攻撃
ずっと熱中して何度もトライを重ねていた


みんながそれぞれの課題に熱中している間に、コーヘイは少し離れたところにある「忍者返し」1級にトライに行く。
御岳のクラシックな有名課題で、結構なハイボルダーだ。
「忍者返しの岩」は大混雑
「マットお借りしまーす」と大きな声で挨拶し、他のクライマーの間隙を縫ってトライ開始。
数回目のトライで、コーヘイは核心の遠いガストンを止めた
右上のガバを返して上部へ
あとは少し遠いクラックを思い切って取れば完登出来る


ところがそこで動きが鈍った。
少し躊躇したら腰がひけてクラックを取れずにフォール

残念ながら完登は出来なかった。
怖くなって腰がひけた、というコーヘイ。
クラシックな1級課題は、やはり一筋縄には行かないようだね。

マミ岩に戻ると、3人は指皮を真っ赤にしてまだ頑張っていたが、みんなもうヨレヨレ。
今日の御岳は花粉がひどい。その上に急なにわか雨。。。

少し早いが、午後2時半ごろに終了した。