FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<コンペに行こう>ユース選手権・予選②

2013-04-19 13:14:09 | コンペティション参加報告
さて、予選開始。
予選は2本のルートをフラッシングで登り、その高度成績で順位が決まる。
決勝に進出できる人数は8人程度だ。
フラッシングとは、他人の登りを見たり、登り終わった人にルートの様子を聞いたりして、ルートの情報を得ても良い状況で登ること。

今はワールドカップも予選はフラッシュである。
ウォーミングアップの部屋やアリーナの一角に設置された視聴覚コーナーには、予め予選ルートを登っている様子のビデオが流れており、選手はそれを見てルートの攻略法を研究できる

コーヘイには自分の出番の予想時間に従って、ウォーミングアップやビデオでのルートチェックをぬかりなくするよう促す。
いつもは出番待ちの時間にマンガを読むことが多いそうだが、今回はそれを禁止した。
押し寄せる緊張感。。。マンガはそれを忘れさせてくれるかもしれないが、この待ち時間での緊張感との戦いは自分の気持ちを整理したりコントロールしたりする良い学習チャンスである。

そっとウォーミングアップルームを除くと、他の東京の選手とセッションしながら元気そうにアップしたり、ビデオをチェックしたりしていた

  ↑アップボードの様子

さて、1本目の出番が近づいて来た。
名前を呼ばれた選手は壁の下のコールゾーンで待機しなければならない。
コーヘイの今までの待ち時間の過ごし方はなかなか良い。
最後に登る時の心理コントロール法の一つをコーヘイに伝え、送り出した。

~つづく~