FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン

2009-12-20 21:48:03 | クライミングレッスン報告
12月11日(金)

夕方6時半からコーヘイ&ゴローちゃんのコンビ。
2人ともとても良いモチベーションを持っており、しかも各自でやるべきことがはっきり分かっているのでなかなか良い組み合わせだ。
どうやらお互いに「一目」置いているところがあるようで、相手のテクニックやクライミングへの「心意気」のようなものを盗み取って学ぼうとしているようすが伺えるところが良い

今日のボルダーの時間で、2人は「世界一周」をやりたいと言う。パンプ2のボルダーエリアのスラブからチューブまでを落ちずに行って帰って来る持久力トレーニングなのだが、遊びの感覚を持つようにそう呼んでいる。今までは片道だったのだが、彼らから「それでは地球半周だ、一周と言うのならまた戻ってこなきゃ」と言う意見が出たので往復してもらうことにした。金曜の夜は比較的すいていることが多いので今日はそのチャンス
往復するのは初めてなので、コーナーでのレストは無制限にして良いことにした。なるべくスムーズに、ダメージを受けないようにムーヴを組み立てることや、上手く手を休められるようにレスティングの態勢を作るなど、学ぶべきことは山ほどある。2人は注意深く指示を聞き、実行して見事「地球一周」を成し遂げた なかなかやるな~ それにしても、二人ともものすごい汗 顔も真っ赤だ。特にコーヘイは裏地にボアのついている長袖だったので、「それじゃ暑いよ」と注意したのだが「いいの、いいの」って・・・ほら、見たことか。

ルートも2人とも成果あり。コーヘイはショートウエーブの10dを、そしてゴローちゃんはダイヤモンドとツナミの間にある10cをリードでレッドポイントした


<レッスン日誌>ダムキッズレッスン

2009-12-16 22:36:45 | クライミングレッスン報告
12月8日(火)

新しく出来たボルダリングジム「FREEDOM」からご依頼いただき、12月から新しくスタートしたスクールだ。オーナーの命名で「ダムキッズ」となった。今日はキャンペーンの体験レッスン。元気の良い1年生の女の子2人がやってきた

まだ1年生なのでキッズコース用のスタンプ帳を使用。スタンプ帳に示してある課題をチャレンジし、出来たらスタンプをもらう形でレッスンをすすめてみた2人はスタンプラリーの勢いで夢中で課題にチャレンジ、集めたスタンプの数を数えて満足げだった

学習のコーナーではカードに書いてあるホールドの形や持ち方を覚えた 今日はおまけでたくさん覚えちゃったね

まだ小さいから1時間半はもたないかな?と思いきや、まだまだいけそうだったが残念ながら時間となったので終了。スタンプ帳で今日やったことを確認しながら「スタンプ帳にするなんて、頭いいね」と褒められちゃった


<レッスン日誌>レベルアップレッスン

2009-12-15 23:34:42 | クライミングレッスン報告
12月5日(土)

午前のレッスンはシンシンととしや君。この二人もこの前の「神奈川カップ」ですっかり仲良くなった
ところで、「神奈川カップ」に出場した子供たちには大会の内省と次回への抱負をアンケート用紙に記入してもらっているが、シンシンは次回までにボルダーの長ものでトレーニングしたいとあったので、今日のレッスンでは長ものにチャレンジしてもらう 小さいシンシンには一手一手がかなりギリギリ 顔を真っ赤にし、肩で息をしながらも私の指定した手数をこなすことができた

ルートでは、これまで何度となくトライしてなかなか登らせてもらえなかったダイヤモンド壁の水色がとうとう登れた コンペはクライマーを強くする。これは小学校2年生のシンシンにもあてはまっているようだね

としや君は大会を経てルートへの意識がかなり積極的になってきた。次回までにリードの技術を磨き、トップロープでもグレードを伸ばしたいと意欲を燃やし、本日はリードで5.9を2本登り、進級まであと1本を残すのみとなった

コンペを経て、みんなひとまわり成長したね


<レッスン日誌>レベルアップレッスン

2009-12-14 19:18:20 | クライミングレッスン報告
12月4日(金)

夕方からゴローちゃん、ちかちゃん、りえちゃん。

大会を挟んでまた少し力をつけたゴローちゃんは快進撃 ボルダーはハングのオレンジ課題をガンガン登る 一度登ったことのある課題がほとんどだが、前回苦労してやっと登った課題も今回は全て一撃だ オレンジがすんなり登れるようになると、ルートでも5.10中盤~後半は問題なく登れるようになるはずだ。案の定、わりと難しいと思われるギャラリーの10c、黄色もすんなりオンサイトした

かぶった壁が苦手のりえちゃんも苦手克服の意識がより高まって、ボルダーはハングの白□を根気強く練習 始めのうちはハングの中に入るとすぐ体がはがされてしまい、ペロンとぶら下がったうえ、足を天井に戻すことができなかったのだが、練習を繰り返すうちに、ハングの中で足を歩くように移動させて重心移動させるテクニックが身についてきた これで筋力がもう少しつくと、またグーンと実力upすると思うよ

同じく、もう少し力持ちになったらとても良く登れるようになると思われる小さいちかちゃんもハングのピンクにてこずっている。引き付けが必要な一手がどうしてもできないが、バランスがとても良く、足使いも丁寧だからパワーがついてくれば一気に上手くなると思うよ クライミングが大好きなちかちゃんはピンクを頑張って、ボルダーの「いぬ」合格まであと2個となった ルートは今まで何度もチャレンジして跳ね返されてきた、ダイヤモンド壁の黄色5.5をうーんと頑張って登れた 嬉しかったね


<レッスン日誌>ビッグロックスクール・ボルダー館 12月

2009-12-11 09:47:51 | クライミングレッスン報告
12月2日(水)

半ば強制的に出てもらった11月29日の大会から初めてのレッスン。ビッグロックからはyui、カエデ、しゅん君が出てくれて、それぞれ今の力は出し切ってくれた。これがレッスンにどう影響するか、少しドキドキしながらみんなを待つ。
レッスン会場に現れた3人は、以前より少し引き締まった表情をしていた。これに乗じてみんなのやる気をさらに上げるべく、ボルダーの進級基準をみんなで確認。目標課題が明確になって、みんな張り切ってトライした 
yuiは初級のボルダー課題だけが終わってしまって無目標だったので、次の中級のファイルを渡す。6年生のyui。「クライミングは小学校まで」と申し渡されている彼女は、モチベーションが下がり気味だった 続けて行くことができないと思えば誰でもモチベーションが下がるもの。が、目標を次につなぐことでyuiのやる気に火がついたようで、今日は一気に登りまくった この調子でもっと深いクライミング世界をのぞいてもらいたいものだが。。。何でもそうだと思うが、あるものから恩恵を被るには、深くその世界にかかわる必要があるのではないだろうか。

ルートは、カエデが新しい壁にチャレンジしたいと言う。今まで同じルートしかやろうとしなかった彼がチャレンジ精神を発揮し出したのは大会の効果だろう ボルダーでも青課題にチャレンジし、しかも何個も完登していたのを見ると、大きな変化が彼の中で起こっているようだ。
しゅん君も難しい5.9にチャレンジ。今までなら困るとすぐに私のほうを振りかえったりしてたのが、今日はずっと次のホールドを目指し、自分の力で切り抜けようと努力している姿が印象的だった

それぞれに大会の効果がうかがえた今回のレッスン。やはり子供たちにとってチャレンジする機会は重要であることが確信できた。この効果はいつまでも続くわけではないだろうから、定期的な刺激が必要だ。今回出なかったゆーた君とオガも、次回は是非チャレンジしてね