HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

承知ノスケ

2008年08月17日 | NICO TouchestheWalls
13日に出たばかりのNICO Touches the Wallsの『Broken Youth』。
3曲入りシングル。
なのに18分強もある。

聴いてほんと久しぶりに鳥肌がたった。

家中の壁を蹴って弾けて天井まで駆け上がって

すげぇ~って叫びたくなる感じ


なんか本当10代に戻っちゃう感じのうれしさのエコーが体中に響く。


「Broken Youth」はアニメ『NARUTO』のエンディングテーマでもあるけれど、その疾走感と言葉のリズム感は圧巻だ。英語みたいに流れる日本語。それがすごく気持ちいいんだけど、でもその単語単語が光村さんならではの選択語なんだよね。彼以外には思い浮かばないような。

「承知」っていう言葉が何度もでてくるんだけど、その中のひとつ

「承知ノスケ」って言葉・・・なんか光村さんだって思った。

実際は話したことなんてないけど、彼は「承知ノスケ」って日頃ふつうに使いそうだ。そんな言葉を放つ彼が見える気がした。


♪そおれで放れ~♪
の言葉の流れも好きだ。

あるいは
♪一切許す 若輩♪
って流れはやっぱり光村さんだと感じる。

♪そおれ~のところからのギターのメロディもすごく好きだし、サビに入る前のカッティングのギターがそのメロディを一層引き立たせている。あるいは、インスト部分のギターのUKギターロック風なところが心に浸みる。

どこかMY VITRIOLを彷彿させるんだ、このギターワーク。

ベースもすごくいい肉厚で迫ってくる。
ドラムは深いビートがよりボーカルの疾走感を煽る。

あ~生で聴きたいな。

2曲目の「夏の雪」

これはまたがらっと1曲目と雰囲気が変わって、同じバンドと思えない感じもあるけれど、これもこれでやっぱりNICOだと感じる。光村さんの曲だってわかるもの。

インストの部分はアランパーソンズプロジェクト風でもあり、サザン風でもあるけれど、

♪いきあたりばったり・・・・マルガリータ~♪のところなんて

「光村さんだなぁ~」

ってしみじみ思うもの。特に「マルガリータ」のところのメロディ。

サビの部分の

♪今 シャラララ~♪はなんかせつなくて胸がきゅんってくるよね。でもここでシャラララがくるのはフェイントかけられたような気がした(笑)

ベースの音がすごく響いてきて、余計に胸の奥までずしんと響く。歌うようなギターの夏を漂わせる厚みある音が好き。ドラムの心臓の鼓動のようなビートが曲全体を包み込んで、個人個人にこの曲を渡してくれる・・・そんなイメージがする。


最後の曲「GUERNICA」
またまた先の2曲とはぜんぜん違うタイプの曲。
キングクリムゾンあるいはデビッド・ボウイの初期の頃の雰囲気が漂う。
まさにプログレだよね。

10分近くもあるんだ。それでもずっと引き込まれていく。

♪夏祭り~っていうところからボウイ風なグラマラスな感じで

♪この身をまかせっていうあたりはボウイとかに影響を受けたイエモンの香りを受け継ぐ感じ。


結構長いインストの部分でギターワークとドラムワークそしてベースが堪能できる。

「これだよ。これ。何年待ってたか~」っていう思いが溢れる。


こういうタイプのロックを好んで聴いてきた10代の頃の自分が呼び戻される。きっとこの曲はグレイプバインの田中さんも吉井和哉氏もチバさんも、元シロップの五十嵐さんも絶対に好きだと思う。サザンの桑田さんもね。


ゲルニカってあのピカソの絵のゲルニカだよね?きっと。

あの絵は戦争を描いてるけど、光村さんは別解釈でこの絵を今に置き換えて曲にしたのかな?

この曲は10代からそれこそ50代ぐらいまでに好まれる曲かもしれない。

まだ20代前半なのに光村さんって、底知れぬ何かを持っているロックボーイなんだね。

シングルでこれだとアルバムはホント凄いことになりそうだ。


あ~待ちきれないよ!


P.S. 初回特典の「NARUTO」のセル画シールは弟子にとられた。何せ「NARUTO」ファンだから。タワーレコードではクリップをもらえた。イエローだった。他だとまた違うんだろうね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんか哀しいよ。

2008年08月17日 | ELLEGARDEN
バカ正直な人間は・・・チケットのとり方もバカ正直で。でも、私はそれでいく。どんなに好きで好きで仕方がないバンドやアーティストであっても、自分さえよければって何十人もの人を集めて、チケットを取らせて、抽選の確率をあげるなんてことはしたくない。一発勝負ではずれたら潔くあきらめるさ。

何強がってんの?ってそういうファンの人には笑われているかもしれない。笑いたければ笑えばいいさ。負け犬の遠吠えって言いたければ言えばいい。

別に誰とも勝負する気はないから。

ほんとチケットの購入法って変だよね。

いっそチケット撮った人の顔写真入りチケット作ればいいんだよ。だったら絶対にオークションにも出せないし。それで、もし行けないからチケット譲りたいっていう人がいたら、チケットオフィスに本人と譲ってもらう人がいっしょに行って写真を撮り直してチケットを再発行してもらうっていうことにしたらいいんだ。今のパソコン普及の世の中ならできるはずだろ?

絶対に顔写真入りにするべきだ。


そうすればきっと公正なチケットとりができると思う。

チケットオフィスの皆さん考えてください。


きっとELLEGARDENのワンマンライブには行けないと思う。でも裏工作してチケット手に入れても彼らの歌のように「最後に笑うのは正直な奴だけだ 出し抜いて 立ちまわって 手に入れたものはみんなすぐに消えた」ってことになると思うんだ。

だめだったら

「あ~はずれちゃった」

って思うけど

細美くんとはどこかで絶対に繋がっているんだから、いつかまたその音楽はここに届くと信じてる。

エルレが好きって言いながら、他のバンドのこともいっぱい書いてるから「本当にファンなの?」って思う人もいるかもしれないけど、本当のファンというよりは本当のロックファンなんだ。だから他のバンドも好きだと胸張って言える。

でも、唯一細美くんには救われた。何度も救われた。彼がいなかったらと思うほどその言葉で救われた。だから、彼は大事な人には違いない・・・って彼はそんなこと知らないけどね。

でもさ好きなバンドが自分の町内に来るっていうのはそう確率的にはないよね。エルレは私の今までの人生の中で唯一、自分の家のすぐ近くで音楽を鳴らしてくれたバンドなんだ。それがまたすごいシアワセだった。もう二度と来ないと思うけど。
あまりにもでかいバンドになりすぎたからね。そういえばGOOD4NOTHINGもいっしょだったな。だから2つ好きなバンドが来てくれたんだ。

そのライブハウス自体、でかいライバルができちゃって、もうすごいバンドとか呼べないかもしれないから、ほんとあの時が最高だった。


とにかく、ライブに行ける人は楽しむしかないよ・・・ってそんなの当たり前だよね。そんな幸運な人たちに乾杯!ただし、まっとうなチケットの取り方で当たった人だけだよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする