HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

夢を旅した少年

2010年03月06日 | JET LILY STAR
「でも 僕は 夢をみたい」

真田さんがブログに書いていた。

この時、ふと頭に浮かんだのは

パウロ・コエーリョの「アルケミスト 夢を旅した少年」という本だ。

ここにはいろんな心に響く言葉が散りばめられていて
その中にこういうのがあった。

「傷つくのを恐れる事は 実際に傷つくよりつらいものだ。」
「夢を追求している時は、心は決して傷つかない。」
「僕が真剣に自分の宝物を探している時、毎日が輝いている。
それは一瞬一瞬が宝物を見つける夢の一部だと知っているからだ。」

       (角川文庫「アルケミスト」より引用)

ライブハウスがいつも輝いているのは
きっと誰もが自分の宝物を探しに行く場所だからだろう。

ライブする側も
ライブを見る側も
ライブ会場を運営する側も

みんな宝物を探している。


だれもが明日も続くってそんな確かな証明なんて
ないはずだ。

明日何があるかなんて
誰も結局わからない。


だからこそ、

毎回のライブが唯一無二なんだ。
18時に開演して21時に終演を迎えるなら
それがすべてなんだ。
その時間だけが永遠なんだ。

だから、毎回覚悟を決めて私はライブにいく。
次の予定なんてわかりっこないもの。

NICOだって
FoZZtoneだって
the HIATUSだって

行けた日のライブはいつも覚悟を決めて行っている。

マイケミだってアヴェンジドセブンフォールドだって
結局、もう二度と同じメンツでは見れない。
だから、マイケミは去年のサマソニ、そしてアヴィンジドは
一昨年のサマソニがオリジナルメンバーのラストのライブだった。
毎回覚悟して見ている私には後悔はない。


音楽は常に流れている。
大きな河となって
押し寄せてくる。

その中で自分がつかむ音楽は
これからもたくさんあって
すでにつかんだ音楽は
手放すことはない。

私はライブハウスでキラキラしているバンドの
姿を見ると、自分の命を感じることがある。

生きているって感じれるのがその瞬間だ。


だんだん年を重ねてライブハウスから遠のくのかもしれない。
でも、自分が行ってきたライブの感覚と思い出は
絶対に忘れないから、それが死ぬまでの宝ものだ。
そして、音源がある限り、いつでもどこでもすぐに
心はその場所へ戻ることができるんだ。



偶然なんだけれど、
この前、細美くんのラジオのネット放送を聞いてたら
彼も今パウロ・コエーリの本を読んでるって言ってた。
ただし、英語版らしいけど。

彼がこのコエーリの本を読むのはわかるような気がする。

私は宗教的な神様っていうのはよくわかんないけれど
細美君が言うように「神様」ってやっぱりいると思う。


だって不思議でしょ?

受精して細胞分裂して人の形になって
ポコンとこの世に生まれた人間というものが
悩んだり、喜んだりするっていうこの感情を
誰が作ったの?って考えれば
科学では説明できないでしょ?

あるバンドが解散して
悲しいって思う感情を
科学的に納得出来るように証明出来る人っている?


そんなときこそ、
神様が見てる気がするんだ。

すべての出会いに意味があるように
すべては同じ場所に繋がっているように

それがなんだか神様の意図することのようにね。

コメント
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