HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

SUBWAY

2010年09月26日 | 音楽・映画・本
リュック・ベンソンの映画「サブウエイ」をやっと数年(いやもっと)ぶりに見ました。
最近、やっとB-rayで出たのです。DVDはいつ販売になったのかもうなくて。

これを見た人はふたつに分かれるでしょう。

「意味不明」
「すごくいい」

あなたはどちらでしょう?

って見ないとわからないですが。

私はもちろん「すごくいい」派。
ゆえに何年もこの映画を求めていたわけです。

この映画はフランス映画なので
やっぱり会話がキーワードになります。

最初に主役が出てくるけれど
どういう状況なのかとか
その相手役の女性とどういう関係なのかとか
まったくわかりません。

それが見ていくうちに会話から
わかってくるという感じ。

主役はクリストファー・ランベール

彼はクイーンが主題歌を担当した「ハイランダー」という
イギリス映画にも出ています。

相手役はイザベル・アジャーニ

ほんとキラキラ美しすぎました。

あと、ジャン・レノとか今のフランス映画を
支えている大物たちが脇役でいっぱい出ている映画でもあります。

俳優の浅野忠信さんが一番好きな映画であげていた映画でもあります。

とりあえず、地下鉄のプラットフォームやら裏の通路やら
ほとんど地下鉄しか出てきません。

でも、雰囲気がファンタジックなのです。

フランスの地下鉄はメトロといいますが

先日東京に行ったときに東京メトロに乗ったら
この映画を思い出しました。

きっとフランスの地下鉄をモデルにしているんでしょうね。

この映画は感覚で見る映画だと思います。
音楽を聴くのと似ています。

で、この主人公は悪者なのですが
音楽を愛しています。

自分は歌えないから、自分が作ったのか
ある曲をバンドで演奏してほしいから
地下鉄の通路とかでストリートのように
演奏しているミュージシャンたちを
集めてバンドを作らせて、
彼らにその曲をやらせます。

なぜか英語詩のロック。

私は自分がミュージシャンになれなかった人だから
この主人公の気持ちがわかる気がしました。


ある意味PVのような
ある意味音楽のような
感覚の映画ですが、

チャンスがあれば是非見て下さい。

ただし、「海猿」のような映画を
決して期待しないでくださいね。


いっぱいのコーヒーを飲む感じで
構えずにふわっと見る映画ですから。


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Nicheシンドローム

2010年09月26日 | ONE OK ROCK
Knotlampといい
このONE OK ROCKといい
若手バンドですっごくいいバンドがまた出て来た。

andimoriとはまた違うジャンルだけれど
どちら側も私は好きだ。

ただ、andimoriのドラマーが脱退したんだよね。
こういうところまでアークティックモンキーズと似てる。
きっとandimoriは続いていくんだろう。
アークティックモンキーズのように。

さて、Knotlampの新譜より前に
ONE OK ROCKの新譜はずいぶん前に出てて
初回盤を今回はギリギリ手に入れてはいたんだけど
なかなかゆっくり聴く時間がなくて、
昨日やっと聴いたんだ。

そしたら、ものすご~くよくて
なんだか日本のロックの未来が光って見えたよ。

ONE OK ROCKはカメラマンの累さんのイベントで
ライブ見たことあるけれど、彼らはすごくうまい。

ただ、ファンが問題なんだよね。
きっとONE OK ROCKのファンは2分割される。
ひとつはジャニーズ流れのファン(これがちょっとひどい。
めちゃくちゃするんだ。ライブルールなんてあったもんじゃない。
モッシュダイブするロックファンよりある意味恐ろしい。)
とバンドとして知ったロックファン。(これのファンは
純粋に彼らの音楽を好きでライブに来てる。)

どうもあのファンの恐怖がトラウマになって
(だって、私のコンタクトにひび割れができちゃったんだよ!)
ONE OK ROCKはCDだけにしておこうって思ったけれど
この新作聴いたら、やっぱりライブに行きたくなるよね。

音楽レベルがかなり高い。

TAKAの英語の発音もまたきれいで
KnotlampのKEITとともに細美氏と野田氏に
継ぐきれいな英語発音シンガーだ。

演奏力もONE OK ROCKはすごいと思う。
ボーカル力がかなりだから、それにひっぱられて
自ずと演奏もパワーアップするんだろうね。

マイケミが好きだとmy spaceに書いてあっただけあって
マイケミっぽいところも結構あるけれど、
それがまたかっこよくて、日本人でもここまでできるんだと
本当に感動しちゃう。

SIAM SHADEっぽいところもあるけれど
SIAM SHADEがいなくなって何年も経つけれど
やっと後継者が現れた感じもする。

ONE OK ROCKは今でこんな力があるから
年齢を重ねるたびにすっごいバンドになっていくと思う。

だから、このメンバーのままでずっと続けてほしいな。

アメリカ村でかなり至近距離で見たこの4人組は
微笑ましい若者たちだったけれど、ステージ立つと
本当に豹変する。

the HIATUSとも対バンしたONE OK ROCK。
この2マン本当に見たかった。

このバンドの曲を作っているTAKAはきっと
洋楽ばっかり聴いているんだろうね。

聴いてたら、いろんな海外のバンドのエッセンスが
見え隠れするから。で、それらが私の好きなバンドばっかりで。

で、たまにロックだけじゃなくてポップなアーティストの
曲もうまく取り入れていて、そこがいいんだよね。

リンキンパークの影響もかなりあるよね。

宇多田ヒカル風の曲もあったり。

でも、どれも心に響いて
なんかしあわせな気持ちになれるんだよね。

「Wherever you are」なんてこれからの季節に
ぴったりというか、ドラマチックな曲なんだけど
ロック魂がしっかり根底に流れているから
好感をもって聴けるんだよね。

それこそ「海猿」とかにも使えそう。

このアルバムはknotlampと同様に
ONE OK ROCKの今までのアルバムの中でも
一番いいアルバムだと思う。

よりあか抜けたというか、今までのアルバムでは
ちょっと力が入っていたのが
自然体になって、なめらかになっていって
よりハイレベルなアプローチになって
こちらも自然体で受け入れられる。

このアルバムの全曲が本当に素晴らしいから
今失望気味の音楽業界に彼らは
光を本当にもたらしてくれる気がした。













コメント (4)
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