HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

何かが大きく変わることなんてないんだ。

2011年07月04日 | 真田暎人/UESA
最近、暑い。
当たり前だけれど暑い。

でも、私は今日一日エアコンをつけていない。
熱中症にならないようには心がけているけれど
なんかつける気がしない。

関東の人たちが今節電していて
エアコンの設定温度も上げていて
暑い中いるのを思うと
なんだか同じ感覚を味わいたいというか
そういうところは変なのかな?

ってなんだか大層な事書いているけれど
私は実はあまりエアコンをつけない人間で
汗かきつつ、水分をバカほど取り、
アイスクリームを食べたりしているのが
好きみたいです。

そう、暑い夏が大好きな人間なのです。

汗をふいたり、着替えたりした時に
涼しさを感じるのが好きっていうか。

実際のところ、私はふだんの夏と何も
変わってないんだ。

「海辺のカフカ」を読んでいて
改めて、そうだよな~って思うのがあった。

夏目漱石の「坑夫」を読んで主人公のカフカ君が
感じたこと。

主人公が体験から何か教訓を得たとか
そこで生き方が変わったとか
人生について深く考えたとか
・・・・・・・
彼が人間として成長したという手応えみたいな
ものもありません。(海辺のカフカより引用)

不完全であるが故に人間の心を強く引きつける
         (海辺のカフカより引用)

私が好きになる音楽の歌詞にはそういうのが
多いなぁ~って改めて思ったんだ。

ELLEGARDEN時代の細美さんの書く詩は
結局はこうしなさいとかがんばれとか
そういうのはなくて、でも
そうなんだよなぁ~っていう感覚で
逆にその変われないけれどそういうもんだよっていう
事になぜか安心してしまう感覚があった。

the HIATUSの彼の詩もやっぱりそういう
スタンスのままだ。


FoZZtoneの渡會さんの歌詞もそういうところがある。

新曲の「口笛男」だってそうだ。

それで何かが変わるなんて歌っていない。
日常のどこにでもありそうな風景に
なぜか光をふとつかめそうな気持ちになる瞬間を
見つけれる歌なんだ。

私がずっと好きなミュージシャンで歌い手で
歌も作る人に真田暎人っていう人がいる。

って今更いうこともなく、ずっと私が
ブログで彼のことを書いているから
なんで改まってって思うだろう。


最近彼の詩について考えることがあった。
彼の今と昔について

彼の詩が好きなのは
まさに
何かが大きく変わるっていうものではなくて
やっぱり日常のひだを丁寧にすくい上げて
拾って書いて行くところなんだ。

そこがすばらしいんだ。

ただ、最近少し変化してきている。

またそれについては
ゆっくりと考えてみたい。




コメント
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