古い話で恐縮ですが、60年ほど前に「禁断の惑星」という
映画を見たことを思いだしました。時々ふっと昔のことを思い
出してしまうのです。
この映画を見た時、私は何故かわからないけれども人間の
恐ろしさを感じたものです。
植民惑星で何が起きていたのか。宇宙植民ロケットが不
時着し、乗組員が次々と殺されていく。それはまるで「そして
誰もいなくなった」という小説のようだ。最後に残ったのはそ
の惑星に着陸した後で誕生した船長の娘と船長の2人だけ
になってしまった。そこへ救助隊が到着した。
しばらくすると救助隊の隊員も次々と殺されていくようにな
った。救助隊の隊長は危険を前にして早くこの星から退去
するべきだと判断した。
しかし、殺人者の正体を調べる必要があった。 やがて
殺人者の正体が明らかになった。
正体は娘を熱愛するあまり娘を他人にとられないようにと
思う父親の心の奥の深いところの無意識の意識が怪物を
作り出してしまい、それが暴れ始めたという次第だった。
詳細は映画(レンタルショップにあれば)を見てほしいと
思う。
結論は、救助隊が娘を連れて地球に戻っていった。
私が、この映画を見たとき人の意識のずーっと奥に本音
があるのだということを知ったことです。それは自分にも
分からない世界なのかも知れません。
蛇足ですが、人間は言葉を使うようになったことで本音を
隠すようになり、そのためにたくさんのストレスを背負い込
むことになったのではないのかと考えるようになりました。