現在の消費税が10%に増額される時期が迫ってきた。
そんな中幸いというかどうか分からないが、日常生活の
飲食物(一部除外品もあるようですが)に限って消費税
を8%にするという。
しかし、この消費税8%分の徴収方法に関して財務省
は複雑な方法を提案しており、財務大臣に至っては店
で2種類の税額を徴収するのは「めんどくさい」とのたま
わった。これには驚きましたね。職務を行うのに「めんど
くさい」とは何事ですか。
一方来年の参議院議員選挙を控えて与党の中から
異論を唱えるものが出てきた。
そのような「選挙を戦えない」などという議論は本質的
な問題ではないだろう。選挙になると選挙民にこびを売
るように選挙民寄りの意見を表明する。これもどうかと
思う。
さて、飲食費に関する消費税をどう徴収するかという
ことである。それは至って簡単なことであると思う。消費
税を払う段階で8%というキーを一回押すだけですむ。
こんな簡単なことはないではないか。
それを一度10%徴収して後から2%分を消費者の申
告によって還付する。申告書とレシートなどを付き合わ
せて正誤を確認して申告者に銀行振り込みなどによっ
て還付する。こんな、それこそ面倒くさいことをやるため
にどれほど担当者を増やさなければならないか、さら
にそのために必要な機器類の購入費用も莫大な金額
になると考えたことがあるのだろうか。
以下は蛇足だが、うがった見方をすると消費者はレ
シートを無くしたりして申告をしない人がいるかも知れ
ない。するとその分を還付する必要がなくなるために
増収になるとか、現在は小売店の中には消費税をき
ちんと税務署へ納めていない店もあるというが、それ
がなくなるとさらに税収が増えると考えているのだろ
うか。これはある意味で納税の公平化につながるか
も知れない?
私たちは、国民の義務として納税を拒むことはない。
だから政府・行政は集められた税金を無駄なく有効
に使ってほしい。