最近囲碁の仲間と話をする機会が増えました。といっても
私が囲碁を打つ日は土曜日と日曜日の午前9時から午後
2時頃までの間だけです。我が町には囲碁クラブのような
ものが地区ごとにあり合計7カ所で開かれています。開会
日は1カ所が毎日、1カ所が週1日、その他は週2日です。
初心者から7段までいろんな方々が楽しんでいます。
囲碁は非常に単純なルールしかありませんが、非常に
奥の深いゲームです。
ルールは図を使ってわかりやすく説明しているサイトを
紹介しますのでそこを参照して下さい。
http:www.cosimi.net/learn.html
囲碁のどこが面白いのか。囲碁は単純にいえば対戦
相手(A)と戦いながら国造りをするゲームといえるでし
ょう。
国を造るためには基本的な計画を考えなければなり
ません。 Aと駆け引きや戦争?をしながら自分の領地
を確保し増やしていかなければなりません。領地の多
い方が勝ちです。
そのためには綿密な計画を立てる必要があります。
しかし相手Aはそれを妨害してきます。Aの妨害をどう
やって交わすかを考えなければなりません。知恵比べ
ですね。
ある程度区に造りが出来上がったときに、綿密な
危機管理を怠ると領地を奪われてしまうこともあります。
危機管理にはスパイ戦(捨て石といいます)も含まれ
ています。
またゲリラ戦(コウ争い)も仕掛けてきます。また、全体
を十分な危機管理下に置かないと内乱が起きることも
あります。これは往々にしてゲリラ戦やスパイ戦と組
み合わされます。
とくに全体的な危機管理は重要です。さらに合理的な
経済戦も行われます。次に打つ手を領地確保の大きい
順に効率よく打たないと損をしてしまいます。そのため
には先陣争いも考えなければなりません。
これらのことを対戦相手(A)も考えてくるのでさらに面
白いのですね。最終的には領地の多い方が勝ちにな
ります。
もう一つ面白いのは、同じ程度の力(棋力)の人が対戦
するときには先番がどうしても自分の思う方針である程
度着手できますので、有利になります。それでは不公平
だということで先番から初めに領土(コミ)をもらっておき
ます。棋力の違う方が打つときは棋力の違う程度によっ
て棋力の低い方は基準点(囲碁盤の交差点に黒点(星
といいます)があるところ)となるところに基礎(置き石)を
打っておくことができます。最近になって置き石を自分の
好きなところ(いくらか制限があるかも知れませんが)置
く方法もあると聞いています。
以上のように、囲碁ゲームは国盗りゲームであり、そ
こには知力、計画性、戦略、経済戦、ゲリラ戦、スパイ
戦、内乱(後方撹乱)など自分の考えを実践できるとい
う特別なおもしろさがあります。プロの方が打った棋譜
を見ながら石を置いていくひとり遊びやPCソフト相手
に打つこともできます。
一度始めたら絶対にはまってしまうことでしょう。落語
の「傘碁」の世界に入ることができます。
ネットで対局することもできます。例えば次のサイトを
参照して下さい。入会する場合は条件などを確かめて
から行いましょう。