この映画を見たのは、勤務先の親睦会で主催した映画
鑑賞会でした。渋谷東急という映画館の大きな画面で見
ました。
第一印象は、何か小説の抜粋を画像にしたような映画
でした。10万人以上のエキストラを使い膨大な費用をか
けた映画は確かに規模の大きな国策映画という感じでし
た。映画評論家など映画関係者の評価は高かったようで
すが、小説を読んだ人でないと話の筋が分からなかった
と思います。小説を読んだ私でもとびとびのエピソード
を無理につなげたという印象しか残りませんでした。そ
ういう意味でこの映画は記憶に残っている映画の一つに
なっています。後に書きますが、「人間の条件」という
映画とは質が全く異なると思いましたね。
当時この映画を見た友人たちの感想は、大方つまらな
かったというものでした。しかし一般の人たちはあの壮
大な画面での戦闘場面は感動したようでした。それと自
分の愛する人の名誉のために決闘をする場面も感動を引
き起こしたようです。
もう一つ書いておきますが、第1部が上映されて休憩
があり第2部が始まる前に第1部のあらすじが紹介され
ます。しかし第2部も同じようなとびとびのエピソード
だったのでいつまであらすじが続くのだろうと思ってい
たらいつの間にか第2部に入っていたという次第でした。
こういう意味で記憶に残っています。