寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

今年のせみ鳴きの終焉

2011年09月12日 13時47分51秒 | 日記・エッセイ・コラム

 2ヶ月にわたって鳴いていたヒグラシが9月の初めに鳴き止み、ツクツクボウシの鳴き声も時々鳴く程度になった。その代わりというか、一昨夜頃から庭で鈴虫が鳴き出した。初めのうちは涼しげな鳴き音にはほど遠かったがそのうちいい音を聞かせてくれるだろう。最近、アゲハチョウが庭のサザンカや他の花に止まったり、宙を舞ったりしているのを見かけるようになった。

 二百二十日は無事過ぎたが台風12号は、とくに近畿地方他の地域に多大の被害を置いていった.被害に遭われた方々にお悔やみとお見舞い申し上げる。

 秋分の日頃まで真夏日月ずくと言うことであるが、自然のうつろいは少しずつ色を濃くしてきた。今夜は中秋の名月とか、夜中に外が明るいので何気なくベランダに出て見ると中点近くに明るい月があった。

 高校を卒業して大学受験に失敗し、翌年の捲土重来を期して受験勉強に励んでいた頃、中学で首席を争っていた方から、「今夜は中秋の名月にあなたの来春の良い知らせをお祈りしています」という手紙をいただいた。筆者は、不覚にも中秋の名月という言葉に心当たりがなかった。これでは吉報を考えるどころではなかった。それから文系の勉強に力を入れ始めた。そのお陰で12倍という倍率の大学受験に成功することができた。

 若い頃には、いろんなことがきっかけになってふとしたときに些細なことが自分の才能と言うほどではないが何かに目覚めさせることがあるものである。せみや渡りの鳥などは何がきっかけになって行動を起こすのだろうか。やはり何かのちょっとしたことがきっかけになるのだろうか。


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