寓居人の独言

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英国人の誇りを選ぶEUからの離脱

2016年06月25日 07時25分23秒 | 日記・エッセイ・コラム

 

 英国のEUからの離脱が決定しましたね。私たちには

実感を感じさせませんが、投票の最中から世界の経済を

震撼させました。

 これは一つの民族独立と言えるのかもしれません。と

いうのは日本も太平洋戦争に負けて、占領国(主として

アメリカでしたが)の言いなりになる苦しい経験があり

ましたね。EUに参加した英国は、EU本部からのいろ

んな指示を受けることに耐えられなくなったのでしょう。

 しかしいろいろな民族あるいは国が一つの国のように

振舞うというのは、自分たちの誇りを犠牲にしなければ

ならない場合もあるでしょう。それに耐えられなくなっ

たのかもしれません。

 一方で一つの国としていろいろな便宜もあったことも

忘れることができません。経済的な効果は大きかったで

しょう。これからは今までのように国境を超えるときは

パスポートが必要になるし、輸出入も税関と通さなけれ

ばならなくなるのでしょう。英国に根拠を置いた外国企

業は上記のような問題が発生すると不利益になるという

ことで撤退を余儀なくされることもあるでしょう。そう

いうことがEUに残留と投票したのでしょう。

 いろいろなことを考えたうえで、経済効果よりも英国

人としての誇りを選んだのでしょうね。

 そういえば東京都民(都議会議員?)も数百億円もか

かる選挙費用よりも疑惑の多い(金銭のけじめをつけら

れない)知事の退職を選んだのですね。


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