この映画を見て、私は自分よりも厳しい生活を余儀
なくされた話があるものだと思いました。映画に出て
くる吾一は厳しい生活の中にいてもそこから抜け出そ
うと猛烈な努力をしています。そして成就するという
話ですが、著者は太平洋戦争が始まって軍国主義とい
う時代に逆らってまも執筆を続けるかどうか苦慮した
ことでしょう。もしかしたら著者は話の内容に行き詰
って断筆してしまったのかもしれませんね。
1929~1930年代の子供は裕福な家庭の子供の他は
多かれ少なかれ似たような境遇に置かれていたのでは
ないでしょうか。逆境にもめげず強い意志をもって将
来に向かっていく吾一少年の生き様に感動しました。
いつの時代でも子供を見守る大人が大切なことは言
うまでもありません。それは親はもちろんのこと学校
の先生だったり、あるいはある場面で出会う他人のこ
ともあるでしょう。かくいう私も、学校の先生や近所
に住んでいた大人に恵まれたいたと思います。そうい
う人たちの一言が子供にとって大事なのですね。
見知らぬ人に声をかけられたら逃げようという社会
は間違っています。子供の成長を見守る大人ももっと
精神的に成長しなければなりませんね。
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