世界各地で国と国の間、あるいは国の中で戦争のような状態が
続いている。その原因はいろいろあるのだろうが、最大の原因は
経済問題と思うのだがどうだろうか。しかし更に原因を掘り下げる
と、根本的な事実が見えてくる。それは人口の極端な増加であろう。
私は以前若い人たちと話をしていたときに、あり得ない話ではあ
るがと前置きして、地球上の有機物の多くが人間になってしまうか
もしれないと。
SFの世界ではかなり前からそういった問題が取り上げられていた。
増大した人口を養うために耕地を疲弊するまで酷使した結果、雑草
も生えないようになってしまった。政府は食糧確保のために海洋を
利用することにした。その海洋も海藻さえ生育しないようになってし
まった。そこで至る所に溢れるように住んでいる人間を.....。
「ソイレントグリーン」という映画にはその様子が描かれている。
地球上で生物が生存していくことの出来る総質量はどのくらいな
のだろうか。
これまで、人口が増加すると食料はじめ生活必需品を効率よく生
産する方法を考え出してきた。しかしそれはいずれ限界になるので
はないだろうか。
1940年頃の世界人口はおおよそ25~27億人と推定される。現
在は72億6千万人に迫っている。数字に少々幅があるが、この75
年間で約3倍になった。昔風にいうならば、今や人口は幾何級数的
に増加している。
地球上に各種資源はあと数十年で枯渇されるといわれ続けている
が省資源や資源再利用は努力をしていものの遅々として進んでいな
い。各種資源の枯渇問題がまた戦争や紛争の原因になっている。
資源獲得を巡る紛争の重大部分は水面下で進んでいるようである。
我が国は、今重大な岐路に立っているような気がしてならない。それ
は戦争放棄するという憲法を改正しようとする動きや、どのようにも解
釈可能な気のする集団的自衛権に関する問題が国会で議論されてい
る。これは我々国民が重大な関心を持って見はらなければならないこ
とである。過去の悲惨な歴史を繰り返さないためにも。
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