ある男性のお客さん、Oさんとします。
Oさんは、ある夏の日。。。
その日は仕事が長引いて、いつもより2時間ほど遅い電車に乗り込んだ。
残業というほどの仕事でもなく、すごく疲れた…というほどでは無いが、連日猛暑が続いていて寝不足もあって、早めに座席に座りたくて、目を凝らして、空いてる座席を探した。
空いていない…。
立っている人はちらほら…いるが、比較的空いている。
そうか、この時間でも満席なんだ…。
立ったままうとうと…して、2駅を過ごした。
「だからダメなんだ…。そうやっていつまでも同じことを繰り返して…」
座席に座っている60代の男性が突然話し出した。
酔ってるようだ…。