電車の中の不思議体験は、夢だったのかも知れない…と、思えました。
当然ですよね。
こんなタイムスリップをしたかも知れない…なんて話、「面白い夢だね」と一笑されてしまうだけです。
だけど、この話には、続きがありました。
彼は、夢の中で会った父親に良く似た男性が、すごく気になっていました。
そして、ある時、
彼はこの話を、自分の母親にしてみたんです。
父親に良く似た人に夢の中で会った話を。
すると、母親は驚きました。
父方の祖父が若い頃に体験した話と良く似ていたんです。
父方の祖父は、ある日電車の中で、突然見知らぬ男に「お父さん」と呼ばれた…と、とても不思議な体験をした…と、自分の息子に話していたらしいんです。
その見知らぬ男は、息子のお前だったに違いない…と。
息子ではなく、孫だったんですね。